「多米の家」が入選

彦坂昌宏氏が2度目の受賞/中部建築賞・住宅部門

2017/12/17

 中部地方で権威ある建築賞とされる第49回中部建築賞に、豊橋市の彦坂昌宏氏(彦坂昌宏建築設計事務所)が設計した「多米の家」(同市多米中町)が入選した。彦坂氏は2011年に続き2度目の受賞。

 住宅部門で入選した「多米の家」は、40坪ほどの敷地に建つ、木造2階建ての2世帯住宅。2世帯住宅としては十分とは言えない敷地面積に加え、容積率が100%に制限された厳しい条件ながら、コンパクトで開放的な空間を実現した。

 1階に親世帯、2階に子世帯が居住し、内部はともにリビングと個室群、壁収納の3層が並列する構造。細長いリビングは南北に大きな開口を設け、南側からは田畑や自然が広がる景観をのぞむことができる。2階の個室群は、ドアや壁で仕切らずリビングに開放。床面積を補うためにロフトを多用し、その起伏ある立体的空間が、狭いスペースでもストレスを感じさせないよう工夫している。

 彦坂氏は「狭い土地で厳しい条件だったが、自由な発想で設計した。あえて壁で仕切らないオープンな住空間で、新しい暮らしを提案した。施主も快適な生活を楽しんでいるようでうれしい」と喜びを語った。

 施工は丸中建設(同市)が行い、建築主、設計者とともに同賞を受賞。東三河ではほかに、一般部門で新城市作手小学校・つくで交流館・作手総合支所が入賞した。

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仕切りを設けず、リビングと一体となった個室

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