いま豊橋の格闘技がアツい

世界王者尾川堅一ら出身選手躍動/まちを元気にする潜在力/「チャンピオンがごろごろいる」

2017/12/20

 豊橋市出身の格闘技の選手が目覚ましい活躍を見せている。決して恵まれていると言えない環境をはねのけ、大きな大会での勝利の知らせが相次ぐ。スポーツの盛り上がりは、まちを元気にする潜在力もはらんでいる。

 今年は地元ゆかりの選手たちが、大きな格闘技の大会で結果を残した。

 6月、総合格闘家の井上直樹選手(20、空手道白心会)が、シンガポールで行われた世界最大とされる総合格闘技イベント「UFC」のデビュー戦を勝利で飾った。

 先月23日には東京ドームシティホールで、立ち技格闘技イベント「RISE 121」の「DEAD OR ALIVE トーナメント」が開かれ、内藤大樹選手(21)が初優勝した。

 日本時間の今月10日には米国ラスベガスで開かれたボクシングIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦に同級4位、尾川堅一選手(帝拳)が出場。世界初挑戦ながらスピード感あふれるボクシングで試合を支配し、2―1の判定でベルトを獲得した。

 大舞台が控えるのは朝倉海選手(24)。同29日に、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開かれる格闘技大会「RIZIN(ライジン)」に初参戦する。「必ず勝って豊橋を盛り上げたい」と意気込む。

 地元勢の目を見張る活躍ぶりに、市「スポーツのまち」づくり課の山口徳之課長補佐は「こんなにチャンピオンがごろごろしているまちはない」と驚く。

 なぜ強い選手が次々に現れるのか。市内にはあちこちにジムや道場があり、一定の競技人口はあるとされる。ただし小規模な所が多く、大手の都合で突然試合が組まれるなど「むしろ環境は悪い」(朝倉選手)のが実情だ。

 逆境が強靭(きょうじん)な心と体を育てた可能性もある。「豊橋でも強くなれることを証明できた」という内藤選手の言葉が、それを象徴している。

 これまでは強くなるため、東京など大都会に出て修業するのが主流だった。有力選手を輩出する土地として豊橋が全国から注目を集めれば、格闘技を切り口にしたまちづくりも夢でないかもしれない。

2017/12/20 のニュース

チャンピオンベルトと内藤選手

山西正泰・豊橋市教育長㊧にパンチをしてみせる朝倉選手

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