市民のスクエアリニューアル

【回顧】豊川市/副市長複数制でトップマネジメント機能強化/着々と進む八幡地区のまちづくり/地元選手がサッカーなど国際大会で躍動

2017/12/26

 豊川市は今年、新しい副市長を迎えて副市長2人体制で新しいまちづくりをスタートさせた。昨年大きな話題となったスズキ跡地への大型商業施設進出計画も、静かに着々と前進。施設のリニューアルなども相次ぎ、スポーツ界では若い選手が躍動した。

 豊川市の今年の幕開けは、日本三大稲荷に数えられる豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)のにぎわいで始まった。正月三が日の参拝客数は約145万人を記録。これは前年より2万人多く、過去10年で最多となった。穏やかな天候に恵まれたことに加え、市や市観光協会のPR活動が実を結んでいる結果とも言える。

 3月には同市長草町に資源化施設が完成した。同市初となる「刈草剪定枝破砕堆肥化施設」と、「不燃ごみ・資源選別施設」、「古紙古布ストックヤード」のリサイクル関連3施設が稼働を開始し、焼却量削減や将来的な循環型農業の推進、友好な資源活用を目指す。

 4月にはトップマネジメント機能の強化を図るため、副市長複数制を導入。同市生まれで元県職員の田中義章氏が就任。インフラ整備や、県・国とのパイプ役としての活躍が期待されている。インフラといえば県は本年度、小坂井BPを豊川IC方面に延伸し、渋滞する国道1号線宮下交差点の上を高架化する計画を発表した。インフラ整備も一歩進む。

 また同月、赤塚山公園の多目的広場「市民のスクエア」がリニューアルオープン。劣化した天然芝から快適な人工芝のグラウンドに生まれ変わり、サッカーの利用などに人気。週末は6カ月先まで予約が取りにくい状態になっている。

 スポーツでは、豊川高校の今井月選手が日本選手権水泳競技大会で2位に入賞し、世界選手権に出場。全国高校総体の競泳では3冠を達成した。そんな今井選手も豊川の名を背負って戦うのはあと1年余り。活躍が期待される。また同市蔵子出身で名古屋グランパスユースのDF菅原由勢選手(17、東海学園高)は国際サッカー連盟主催の17歳以下の各国・地域代表による世界大会「U―17ワールドカップ」に出場。菅原選手は大会を通してその能力の高さを証明した。

 八幡地区のまちづくりについて豊川市は、住民・市民に向けた説明会をイオン関係者と共に実施。延べ床面積や駐車台数、施設内の店舗配置のイメージなど具体的な説明もあった。用途変更と順番が逆だという指摘もあるが、その用途変更も日立、スズキとも2018年度末までに完了させる方向だという。市文化会館や立体駐車場、住宅などを整備する予定の日立跡地は住宅や商店など多様な用途の建物が建てられる「準工業地域」へ、イオンモールが進出予定のスズキ豊川工場跡地は「近隣商業地域」か「商業地域」への変更となる見込みだ。

 来年は6月、爆撃で多くの犠牲者を出した豊川海軍工廠の跡地に「豊川海軍工廠平和公園」をオープン。同市にとって新たな歴史の1㌻が始まる。

2017/12/26 のニュース

手を取り合ってまちづくりを進めるトップ3。左から竹本幸夫副市長、山脇実市長、田中義章副市長

リニューアルした「市民のスクエア」

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