東三河での3議席維持

【回顧】衆院選/小池旋風失言で失速 与党大勝/今枝氏、根本氏3選 関氏も比例復活で初当選/ぶっちぎり許さず―14区田中氏敗北も善戦

2017/12/28

 小池新党の立ち上げとそれに続く民進の合流へ―波乱含みで始まった衆院総選挙。「排除」発言で風向きが変わったこともあり、結果は与党の大勝で終わった。東三河でも、2人の自民候補は安定した戦いぶりで3選を果たした。一方、野党は愛知14区(豊川、蒲郡、新城市など)で議席を失ったものの、15区(豊橋、田原市)では比例で復活当選。野党議員が交代する形で、東三河での3議席を維持した。

 ■幸田町編入
 自民、希望、共産が議席を争った14区。公示直前に財務大臣政務官に就き、地元でも人気が根強い今枝宗一郎氏(自民)が3期目の当選を決めた。経験豊富な今枝陣営は、今回から14区に編入された幸田町での対応も素早かった。モリカケ問題などで自民への風当たりは弱くなかったが、今枝氏は若さと誠実さを武器に、動きに動いて支持を得た。

 一方、民進の鈴木克昌氏の秘書だった田中克典氏(希望)にとって、突然の解散は青天のへきれき。鈴木氏の引退と田中氏の後継表明から、投票まで約1カ月。準備不足と知名度の低さは否めず、さらに民進から希望へのくら替えにも苦しんだ。

 ただ得票数をみると、今枝氏の9万6303票に対し、田中氏も約6万票以上を獲得。今枝陣営が目指したぶっちぎり当選とは行かず、田中氏もしっかり足跡を残した。

 共産の新人、金原信之氏は支持が広がらず、及ばなかった。

 ■関氏が復活当選
 3選を目指す根本幸典氏(自民)に、関健一郎氏(希望)と野沢康幸(共産)が挑んだ15区。国土交通大臣政務官を務め、地元でも着々と地盤を固めてきた根本氏が選挙戦をリード。政務官時代に三ケ日浜松豊橋道路が国の直轄事業となった実績をアピールし、インフラ整備と地元産業の振興を訴え、危なげなく3選を果たした。

 「根本有利」が予想されていた中で関心を集めたのが、関氏の比例区での復活当選がなるかという点。前回(2014年)選挙では、落下傘候補であることに加え準備期間が短かったにもかかわらず、6万4480票を獲得し次回に望みをつないでいた。

 浪人中は捲土(けんど)重来を期して6万軒以上を戸別訪問。選挙戦では身を切る改革や尊厳ある生活の保障の実現を訴えた。その結果、前回から1万票以上を積み増し、涙の「復活当選」を果たした。

 共産の野沢氏は、公示直前に出馬を表明したが、支持を広げることができなかった。

2017/12/28 のニュース

決起集会で支持を訴える今枝氏

出陣式で第一声をあげる根本氏

比例区での復活当選を果たした関氏

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