文科大臣賞 市へ受賞報告

豊橋市の革彫刻画家、中野直幸さん

2017/12/29

 豊橋市の革彫刻画家、中野直幸さん(67)が、11月23日から26日まで東京芸術劇場展示ギャラリーで開催された「第35回日本革工芸展」で文部科学大臣賞を受賞した。作品名は「龍」。「自分のレベルを確かめてみたい」との思いから、初めて応募し、みごとに受賞を果たした。

 作品は、牛革を素材に生き生きとした龍が立体的に彫り込まれている。素材の質感を生かしながら、見え隠れする龍の躍動感や迫力を表現した。「これまでにも龍をテーマにした作品はあったが、こんな龍は初めて。想像力を掻(か)き立てられる」との講評を得たという。

 中野さんは、同市向山大池町の革製品販売とオーダー、リフォームの店「レザーハウス アンティーク」の店主。サラリーマンを経て一念発起、革職人の道へと進んだ。作業は、革をたたいて彫り、染料で色を入れるといった工程があり、中野さんはほぼ独学で技術を磨いてきた。

 豊橋市役所産業部の稲田浩三部長に報告に訪れた中野さんは「(受賞は)運がよかった」と謙遜。「自分はあくまで芸術家ではなく職人。これからも、お客さんに喜んでもらえる商品を手がけていきたい」と話した。

受賞作品は、今後中野さんの店で展示することを検討しているという。

2017/12/29 のニュース

中野直幸さん㊧と受賞作品「龍」(豊橋市役所で)

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