豊橋市が初のテロ対策訓練

国や県と共同で連携を確認/ドローン飛行隊が上空から情報収集も

2018/01/13

 豊橋市では初めてテロを想定した訓練が12日、市内で行われた。国や愛知県と共同で実施。同市だけで約220人が参加し、テロ発生時の連携を確認した。

 豊橋駅南の穂の国とよはし芸術劇場プラットでは、シンポジウムの最中に猛毒のサリンとみられる液体がまかれたとの想定で訓練を実施。

 「何人かが体調の異常を訴え、倒れている」との通報を受け、消防車両が急行。同館に到着すると、屋外に現場指揮本部を設置するなど素早く展開した。

 化学防護服を着た消防隊員が館内からけが人を救出し、除染するまでの手順を確認。小型無人機ドローンによる市の「ドローン飛行隊(通称・レッド ゴブリンズ)」が上空から被害状況の情報収集にあたった。

 続けて視聴覚教育センターに爆発物を持った犯行グループが人質を取って立てこもり、松葉公園で爆発が起きたとの想定で図上訓練も行った。市役所内に対策本部を立ち上げ、次々に寄せられる情報をホワイトボードに書き出し、警察や自衛隊も交えた会議で対応を協議した。

 訓練後の講評で、佐原光一市長は2019年のラグビーワールドカップや20年の東京五輪・パラリンピックを控え、テロに備える「自治体の対応力強化が求められている」とした上で「訓練を重ねることが組織に染み込ませる大切な機会だ」と述べた。

2018/01/13 のニュース

防護服を着てけが人を救助する訓練(穂の国とよはし芸術劇場プラットで)

対策本部での図上訓練(豊橋市役所で)

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