「食べても大丈夫」と認識

フグ肝臓販売/県が立ち入り調査 スーパーへ回収命令/以前にも販売

2018/01/17

 蒲郡市形原町の「スーパータツヤ」が販売したフグの切り身パックの中に、有毒部位の肝臓が含まれていたことが分かった。15日に計5パックを販売。保健所が回収などを行い、16日夜時点で健康被害は報告されていない。県保健所は同日、店への立ち入り調査を実施。同店は15日以前にもパックを販売しており、保健所は「購入者は絶対食べず連絡してほしい」と呼びかけている。

 同店では15日に「鍋物・煮物用」として計7パックを店頭に並べ、5パックを販売。15日午後に購入者から「フグの肝臓が入っている」と豊川保健所に連絡が入った。職員が店で肝臓入りの商品を確認。その後、購入者から2パックの返品があり、残り2パックの購入者からは、消費済みである連絡が店に寄せられた。

 保健所の調査の結果、消費期限が今月15日であるパックを販売していた事実も判明。同店が今冬に、フグの切り身を売り始めた日や販売量は不明だという。

 フグの肝臓には、しびれや運動麻痺などを起こす毒が含まれ、呼吸停止によって死亡することもある。肝臓の販売は食品衛生法で許可されていない。同店は「ふぐ処理師」の免許を持つ従業員が、保健所に登録されていた。店は、保健所の聞き取り調査に「肝(きも)は食べられると思っていた」と話したという。

 店によると「ヨリトフグ」を従業員がさばき、1パック980円で販売した。一般的に「ヨリトフグ」は毒性が弱いとされている。同店の鈴木竜治社長(76)は「食べられると思って販売していた。保健所の指導に従って、今後はフグの肝は販売しない」と話した。

 蒲郡市は、15日夜に防災スピーカーで「絶対に食べないでください」と注意を呼びかけた。消防本部や市民病院にも事実を伝え、患者の搬送などに備えた。

2018/01/17 のニュース

立ち入り調査を行う保健所職員

フグの肝臓入りの切り身パック(県生活衛生課提供)

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