「顔の見える関係作り」重視

豊橋駅周辺帰宅困難者発生時の対応指針/豊橋市/まず安全確保優先/一時的避難場所に駅南口駅前広場指定

2018/01/24

 豊橋市は、大規模地震発生時に豊橋駅周辺で帰宅困難者が発生した際の対応指針を策定した。愛知県内では名古屋駅に次ぎ2例目。市は駅周辺の事業者らに周知を図る。

 南海トラフ巨大地震が起きると、豊橋駅周辺で約6000人が帰宅困難になるとの予測がある。市は2015年から毎年、帰宅困難者の受け入れ訓練を実施。発生直後の初動対応や平時の取り組みを確認し、得られた結果を踏まえ、鉄道事業者や駅周辺の施設管理者なども交え立ち上げた対策連絡会で対応指針をまとめた。

 大規模地震で公共交通機関が運休した場合に「むやみに移動(帰宅)を開始しない」という基本原則にのっとり、安全を確保した上で事業所や学校、商業施設などに従業員や学生、利用者をとどめるよう求める。

 一時的に避難する場所には豊橋駅南口駅前広場を指定。その後、穂の国とよはし芸術劇場プラットとこども未来館ここにこに帰宅困難者を受け入れる。指針では、公的機関による「公助」が届くまで、自ら守る「自助」や近隣で助け合う「共助」により混乱を防ぐため、日頃から駅周辺の関係者間で「顔の見える関係作り」が重要だとしている。

 市は指針をホームページに公開し、災害発生から収束までの流れを駅周辺の事業所などに普及・啓発する。帰宅困難者の発生を想定した訓練を今後も年1回実施するという。

2018/01/24 のニュース

帰宅困難者の発生を想定した訓練の様子(豊橋市提供)

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