三河港ポートセールス強化

新航路誘致目指す/「国際物流のハブ」香港へアプローチ/縁や人脈もフル活用

2018/01/31

 三河湾沿岸の自治体や経済団体、港湾事業者らでつくる三河港振興会は、海外へのポートセールスを強める。東三河の産業振興を図る目的で、新航路の誘致を目指す。

 同振興会は30日から3日間の日程で、佐原光一豊橋市長を団長、山下政良田原市長を副団長に、香港に訪問団を派遣した。海運業者などに接触し、コンテナ物流の動向などを調べるほか、現地企業に三河港を売り込む。

 三河港には現在、中国と週2便、韓国と週3便の定期コンテナ航路がある。航路の維持などを要請するため、同振興会は両国に対し隔年でポートセールスを実施。今年は新航路を視野に、香港に攻勢をかける。

 香港は東南アジアと欧州とを結ぶ国際物流のハブ機能があり、こことの間で航路を持つ意味は大きい。中国の船会社「SITCコンテナラインズ」の香港法人の社長は、かつて日本法人の社長を務めた人物で、豊橋市は昨年6月に豊橋親善大使に任命した。そうした縁もフル活用し、香港市場にアプローチしたい考えだ。

 コンテナ船の入港により、三河港がある同市には2016年度に約1億円の税収があった。こうしてもたらされる財政的な恩恵のほかに、東三河の企業にとっては近隣の港で荷の積み下ろしができ、貿易での輸送コストを抑えられるメリットがある。

 負担軽減で企業活動が活性化すれば、地域経済の底上げにつながる。地方と世界とがじかに結ばれる「グローカル」の時代に、ポートセールスの成果が重要性を増している。

2018/01/31 のニュース

三河港に着岸したコンテナ船

有料会員募集

東三河の家造り「住蔵」

連載コーナー

ピックアップ

東三河見ごろ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.