蒲郡市民病院 休床病床きょう再開

救急医療「今後もこだわった運営を」/地域の事情に応じた体制整備へ

2018/02/01

 蒲郡市民病院(平田町)は2月1日から、休床していた60床を再開させ、全382床での病院運営を行う。医師不足などにより、2008年から患者の受け入れ体制などを縮小。昨年度から経営状況や稼働率が回復しており、再開を決めた。担当職員は「今後も蒲郡の地域の事情に応じた体制を整備し、基幹病院の役割を果たしていきたい」と語る。

 病院は1997年に、同町に新築移転。計382床で運用を始めた。2008年に医師不足のため、診療制限や患者の受け入れ体制を縮小し、322床での運用を続けていた。

 市民病院の常勤医師の数は16年4月が40人、17年4月が44人で、今年4月にも増員が決まっている。常勤医師の増員などにより、17年4月~12月までの病床の稼働率は約78%。10月~12月の3カ月間は約82%と高い状況が続いている。

 今年4月からは、人間ドック事業を開始。検査で入院する患者の増加も見込まれることから、休床病床の再開を決めた。

 受け入れ体制の縮小を始めた当時は、60床ある4階の東病棟を閉鎖。13年以降は、各病棟へ休床する部屋を分散させていた。休床病床の再開により、患者のスムーズな受け入れが可能となり、各科医師の負担軽減の効果も期待される。

救急医療も維持して市民を支える

 近年に市消防本部の救急車は、年間に3000件前後の救急搬送を実施。そのうち、搬送先の90%以上が市民病院だった。

 病院は経営状態が悪化した際にも、採算が取りづらい救急医療を堅持。受け入れができない患者は、近隣市町の病院へ搬送されることになる。一刻を争う症状の市民を守るため、救急医療を担う機関としての使命感も高めている。担当職員は「民間の医師と連携しつつ、今後も救急医療にこだわった運営を続けたい」と話している。

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