軽トラ市 街づくり貢献裏付け

リピーター6割に/品ぞろえや 雰囲気満足の声/高い若い世代の人気/新城で愛大地域政策学部戸田ゼミが実態調査報告

2018/08/30

 買物客の6割がリピーターで、若者に人気が高い―。新城市の「しんしろ軽トラ市のんほいルロット」が、豊橋市の愛知大学地域政策学部の戸田ゼミナール(戸田敏行教授)の実態調査によって街づくりに貢献していることがわかった。主催者側は「街の活性化につながっていることが裏付けられた。これからの励みとなる」としている。

 岩手県雫石町と宮崎県川南町と並び、「三大軽トラ市」と呼ばれるしんしろ軽トラ市では、2010年から毎月第4日曜日に中央通り商店街を歩行者天国にし、軽トラックなどを並べて野菜や五平餅、魚介類、工芸品などを販売する。7月に100回目を迎え、来場者は25万人を超えた。

 戸田ゼミの3年生13人が、99回目となる6月の軽トラ市と101回目の26日に訪れ、来場者に交通手段や買い物内容、満足度、情報発信、会話などについてアンケートで調査し、結果をまとめた。合宿先の市内のホテルで27日、軽トラ市関係者ら10人に報告した。

 買い物客は6割がリピーターで占めた。買い物額の平均が1342円で、夫婦連れや家族連れの買い物額が高かった。10代~20代は品ぞろえが多く、雰囲気などに満足していた。

 地域に根付いており、市外の人のために観光情報なども伝えたいなどの意見もあった。一方で、休憩所やトイレ、ゴミ箱の設置を要望する声は大きかった。

 戸田ゼミでは3年前から、全国の軽トラ市の実態調査をしている。しんしろ軽トラ市について戸田教授は「イベントではなく街づくり。地域創生の重要事業の一つだ。運営側の人材やノウハウの蓄積は全国のモデルケースとなり、ブランドともいえる」ととらえた。そのうえで「軽トラ市の意義、魅力をこれからも調べ追究していきたい」と述べた。

 主催するしんしろ軽トラ市のんほいルロット実行委員会のスタッフの1人、安彦誠一さんは「出展者や客の声を聞きながら取り組んでいる。ありがたい評価をもらった」と感謝した。

2018/08/30 のニュース

調査報告をする学生ら(新城観光ホテルで)

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