剣道アルゼンチン代表が合同練習

JICA長谷川さんが指導「正しい剣道で勝利を」/豊川高校で

2018/09/08

 世界選手権大会に向け、アルゼンチンで剣道に取り組む日系人のタナカ・ゴンサロさん(29)ら5人が来日し、豊川市内でけいこに励んでいる。5日と7日は豊川高校で剣道部との合同練習に参加。地球の裏側の剣友たちと竹刀を交えた。アルゼンチンで剣道を教えた豊川市の指導者は「正しい剣道で勝利を」とエールを送っている。

 訪れたのは28~36歳のアルゼンチン代表チームで、タナカさんのほかアンドレア・フェルナンデスさん(28)ら女子選手3人と付き添い男性1人。14日から韓国・仁川で開かれる第17回世界剣道選手権大会を目前に控えている。

 日本との縁をつないだのは、国際協力機構(JICA)の日系社会ボランティアとしてアルゼンチンで剣道を指導した豊川市八幡町の行政書士・長谷川眞さん(68)。10歳から剣道を始め、教士7段の腕前だ。ブエノスアイレスの小中高一貫校「日亜学院」で指導し、6月に2年の任期を終えて帰国したばかり。

 ゴンサロさんらは同学院で長谷川さんの指導を受けた。アルゼンチンの剣道人口は多くはないが、学院の剣道教室には500~600人のメンバーがいるという。

 建築士のゴンサロさんは父方の祖父が三重県出身。自身はアルゼンチンで生まれ育ち母語はスペイン語だが、日本語も流暢(りゅうちょう)に話す。祖父が柔道家だったこともあり日本の武道に興味を持った。剣道を始めたのは大学に入ってからで、きっかけは日本の人気漫画「るろうに剣心」だという。

 本番に向けて「まずは予選突破して、日本と当たりたい」と意気込む。「アルゼンチンの選手が正しい剣道をできていることを世界にアピールしたい」と目を輝かせた。

 合同練習には豊川高の1、2年生30人が参加。代表チームとともに面・小手・胴打ちの組み合わせや、試合形式の地稽古に汗を流した。

 長谷川さんは「剣道を通してアルゼンチンと日本の懸け橋になれれば。ただ勝つだけではなく、正しい剣道で勝利してほしい」と話した。

 ゴンサロさんらは10日まで豊川に滞在し、11日に韓国へ向かう。

2018/09/08 のニュース

指導者の長谷川さん(右から3人目)と、ゴンサロさん(同2人目)らアルゼンチン代表チーム=豊川高校で

豊川高生との地稽古に挑むゴンサロさん㊧=同

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