豊橋創造大学と同短期大学部で卒業式

2006/03/18

佐藤学長から学位記を受け取る卒業生代表

　豊橋市牛川町の豊橋創造大学と同短期大学部（ともに佐藤勝尚学長）は１７日、同大学アリーナで「平成１７年度学位授与式・卒業式」を開いた。大学院、大学・経営情報学部の経営情報学科とメディア・ネットワーク学科、短期大学部の幼児教育・保育科と実務教育科、専攻科福祉専攻の学生３５０人が卒業を迎え、新しい一歩を踏み出した。

　式では、佐藤学長が大学院、大学、短期大学部の代表学生に学位記や修了証書を授与し、「皆さんは『真』『善』『美』を規範、基準とし、心のよりどころとしてほしい」と式辞を述べた。

　藤ノ花学園の伊藤昭彦理事長祝辞の後、経営情報学部の朝倉基任さんと短期大学部の小川生衣さんが卒業生を代表し、「つらいときこそ笑顔を絶やさず、時代の流れに柔軟に対応し、周囲に貢献できる人物になれるよう努力していく」と力強く誓った。

　同日は、バングラデシュ出身のモジョムデール・アブル・カラムさん（２６）も経営情報学部を卒業した。愛知淑徳大学などで日本語を学び、０２（平成１４）年４月に入学。授業や課題提出に苦労したものの、教員らの励ましで乗り越え、卒業式には母親が用意した白の民族衣装で出席した。「先生や友人、家族のおかげで卒業でき、うれしい。４月から豊橋の建設会社で働くが、日本の素晴らしい技術を学び、その技術を自分の国に応用できるようがんばりたい」と話していた。