サーラ住宅が制震技術発表

2006/06/16

サーラ制震フレームの構造を説明する林司郎常務

 サーラ住宅(豊橋市白河町、水谷九郎社長)は15日、豊橋商工会議所で、この秋名古屋市北区に新規オープンする住宅展示場への6月から販売を開始した自由設計企画商品「YELL(エール)」のモデルハウス出展と、地震のときに揺れを低減させる商品「制震フレーム」について発表した。

 YELLは、家族の「つながりが生まれる空間」「暮らしを楽しむ空間」などを基本コンセプトにしている。吹き抜けを利用した広い空間利用や子どもの成長に合わせてスペースをアレンジできる構造。

 YELLには制震フレームや玄関ダブルロック、防犯ガラスなどの防犯システムを標準装備。安全かつ質の高い住宅として提供する。価格は、延べ床面積150平方メートルの住宅で坪単価56万円程度。年間100棟の販売を見込む。

 制震フレームは、アクリル樹脂の弾性ダンパーを土台や梁(はり)に設置し、地震の震動(運動エネルギー)を熱エネルギーに変換し、建物のゆれを50%程度に低減する。標準装備するYELL以外の新築住宅でもオプションで対応可能。費用は1棟あたり70万円。従来行っていた免震工法と比べ、費用が約7分の1になる。同社では、YELLへの標準装備を含め年間150棟分販売する計画。

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