2001/12/01
中部ガスグループの基幹五社のうち、ガステックサービス(神野吾郎社長)、中部(山崎康夫社長)、新協オートサービス(神野武郎社長)の3社は、来年5月1日付けで共同持株会社「サーラコーポレーショ」を設立、業務を一括管理することになった。
持ち株による新会社設立は、30日に各社が取締役会を開いて議決し、同日「共同持株会社設立に関する覚書」を締結した。持株会社の社長には、ガステックサービスの神野吾郎社長の就任を決めた。
3社は、ガステックサービスのプロパンガスなどエネルギー事業にかかわって、これまでも密接な関係にあったが、規制緩和による電力、ガスなどのエネルギー事業の垣根が低くなり、競争が激化している中で競争力の強化を狙った。
新エネルギー事業展開や環境技術など大きな経営課題を迅速に処理し、同時に資金調達、人材育成と意志決定の素早さを確保することで効率的な運営と3社の相乗効果による業績の拡大をめざしている。
新会社は、資本金80億円で3社を完全子会社化し、連結関連子会社は34社。年間の連結売上高は1200億円になり、東証と名証の一部に上場する。エネルギー関連事業を中心に従来の企業の枠を越えて新時代の事業展開をめざす。