「種」の維持へ取り組み強化

海外の動物園と連携・協力関係深める/のんほいパーク

2024/03/28

講演する高見園長(のんほいパークで)

 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)はここ数年、海外の動物園との間で協力関係を構築している。動物のやりとりなどを進め、「種」の維持に努めている。

 昨年6月、シンガポールで動物園を運営する「マンダイ・ワイルドライフ・グループ」とパートナーシップ協定を結び、翌月にさっそく繁殖目的でジェンツーペンギン8羽をシンガポールの動物園に送った。

 今月23日に同パークであった新施設のオープニングイベントで講演した高見一利園長は、この経緯に触れ「今回は豊橋がシンガポールに手を貸す。また何かあったらシンガポールが豊橋にサポートしてくれる」と期待を示した。

 2021年5月に園は、インドのマイソール動物園からアジアゾウ3頭の寄贈を受けた。園のゾウは計6頭になり、広くなった放飼場で「群れ飼育」が始まった。

 さらにさかのぼると、19年12月に台湾の台北市立動物園と連携・協力に関する覚書を締結。昨年、園の関係者が台湾での勉強会に参加したという。

 講演で高見園長は「他の動物園と良い関係があって、動物をやりとりしながら飼っている」と現状について語った。

 園は20年9月に動物園や水族館の国際組織「世界動物園水族館協会(WAZA)」に加盟した。

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