株式会社大栄製作所
トップインタビュー
2024年7月2日
完成度にこだわるクリエーティブな技術者集団
株式会社大栄製作所 代表取締役 森田雄次
「困ったときの大栄製作所」として全国から無理難題が舞い込む会社、それが当社です。すべての仕事はオーダーメード、手作りならではのクオリティにこだわり続けています。
ステンレス、アルミ、銅などを加工し、スクリューの刃からダクト、鶉卵自動加工機やスクラバー式水洗集塵機の開発、さらには幼稚園の手すりやデザイン性の高いインテリアなどを製作、逸品にこだわり精度を追求しています。
取引先は、北海道から沖縄まで1,000社以上。当社の製品は国内だけでなく、台湾やタイ、ベトナムなどでも活躍しています。
当社ではお客さまから依頼を受け、設計から製造までのすべてを一人の社員が請け負います。お客さまが頭の中でイメージする製品を具現化するためには、職人の高い技術力と共にクリエイティブな発想力が必要になります。20年以上の社員も、試行錯誤の繰り返し。どんな無茶な要求も断らない。「なんとかする」という気持ちが社員を動かしているのだと思います。
ただ、裏を返せばそれだけ失敗しているということ。他社ができない仕事に挑戦することで、全国に誇る技術力と独自性が養われ、成長し続けられます。苦労した仕事もたくさんありますが、ものづくりの原点が弊社にはあると思っています。
ほかの会社ができない仕事に挑戦するわけですから、失敗してもしょうがない。納期に間に合わせるように試行錯誤しながら、毎日、違う製品に取り組んでいるからこそ、独自性を養われ、成長します。
当社の一番の強みは、上下関係がないこと。頼むことはしても命令はしない。本人の自主性を尊重します。私も現場に入るし何でもやります。ただ、職人特有の頑固さはなく、「柔軟性がありすぎる会社」だとも言われます。
環境問題にも積極的に取り組み、微生物を利用したバイオ脱臭装置や、水環境改善対象水域への酸素溶解水供給システムなどを開発してきました。
こうした技術は、国内外の特許を取得し、世界の地球環境技術を表彰する「愛・地球賞」も受賞しました。
先輩にインタビュー
2023年7月6日
責任感持ち常にベストな製品を届ける
齋藤竜彦さん
- 部署副工場長
- 出身校私立桜丘高校
- 入社年月1994年4月
- 趣味飼い猫と遊ぶ、ゲーム
- 主な仕事板金加工、溶接
「一品料理の板金屋」というだけあり、当社は毎日違うものを作ることが多いので、常にベストな製品を作るにはどうしたら良いのか、考える力が身につきました。
自分がお客さまの立場に立って、完成品を受け取ったらどう思うか、納得、満足できるか、考えながら作っています。
現場は、まさに職人集団の工場という感じで、皆黙々と仕事に打ち込んでいます。
ほかの会社に断られた仕事も、「なんとかしてやらないといけない」「なんとかしてやるぞ」という気持ちを皆が持ち合わせています。
納期を含めてどうにかなると判断したものはどうにかします。
良かったこと・学んだこと
常に、ベストな製品を作るにはどうすれば良いのか、考える力は身につきました。
どこにも作れないと言われた製品を自分が完成させ、それを子どもに見せられたとき、誇らしい気持ちになります。
この仕事が誰かの、何かの役に立っているんだと実感できる瞬間です。
この仕事に感じるやりがい
分業制ではなく、最初から最後まで一つの仕事を一人が担当するというスタイルなので、特に大きな仕事をやり遂げた時に、達成感を得ることができます。
今後の目標
常に学びの精神を持ち、職人としてスキルをさらに高めたいです。
今はYouTubeを見て、ほかの人の技術を学び、まねしてみることもあります。
現役高校生へメッセージ
職人になりたい、手に職をつけたい、興味がある、物づくりが好きだという君たちを待っています。
タイムスケジュール
7:40 | 出勤 |
---|---|
7:45 | 朝礼 |
7:55 | 掃除 |
8:00 | 作業 |
10:00 | 休憩 |
10:10 | 作業 |
12:00 | 昼休憩 |
12:55 | 作業 |
15:00 | 休憩 |
15:10 | 作業 |
17:00 | 退社 |
2023年7月6日
経験を蓄積し、日々成長
酒井宏明さん
- 部署製造部
- 出身校愛知県立鳳来寺高校
- 入社年月2003年4月
- 趣味ゲーム
- 主な仕事板金加工、溶接
物づくりに興味があり、入社しました。
実業高校出身ではなく、一から先輩に仕事を教えてもらうことで、最初は許容範囲のある仕事から始めて、技術を身につけるうちに難しい依頼を任せてもらえるようになりました。
変わった依頼もくるので、飽きることはありません。
計算した通りに作っても少しの誤差でうまくいかないことがあります。
その際は次に似たような注文、同じような製品を作る際、その経験を生かして、誤差をなくしたり、効率的な作り方を考えたりします。
今は、卵の殻をむく機械を作っています。
ある程度は技術が身についたと思いますが、まだまだ知らないことも多く、先輩に相談したりして、日々精進しています。
良かったこと・学んだこと
毎回の仕事が勉強になっています。
自分では知らない技術が学べました。
今後の目標
より良いものが作れるように、さらに技術と知識を身につけたいです。
社内の雰囲気や社風について
仕事の相談や世間話をしてコミュニケーションが取れる和やかな会社です。
仕事中は黙々と集中して仕事をしています。
現役高校生へメッセージ
今やりたいことがあるなら失敗しても良いので挑戦してみてください。
タイムスケジュール
6:50 | 出勤 |
---|---|
7:45 | 朝礼 |
7:50 | 掃除 |
8:00 | 作業 |
10:00 | 休憩 |
10:10 | 作業 |
12:00 | 昼休憩 |
12:55 | 作業 |
15:00 | 休憩 |
15:10 | 作業 |
17:00 | 退社 |
2023年7月6日
研さん重ね「とよはしの匠」に
安田智則さん
- 部署製造部
- 出身校愛知県立豊橋工業高校(現 豊橋工科)
- 入社年月2008年5月
- 趣味釣り、飲酒、プラモデル制作
- 主な仕事板金加工、溶接
他社では分業制ですが、当社は材料の切断、曲げ、加工、溶接、仕上げを個人ですべて行います。
製造業の全部が経験できると思いますね。
今は、鶏卵ヒーリングマシーンの製造をしています。
多くの失敗を糧に、個人の能力を伸ばせるのはよかったと思います。
やっぱり、成功より、失敗を覚えています。
図面を見ていたのに、反対に部品を溶接してしまった、そういう失敗を重ねて成長していくしかないので。
失敗の上に今の自分が成り立っています。
2019(令和元)年度には「とよはしの匠」に選ばれました。
良かったこと・学んだこと
一人で加工・溶接・仕上げまでする会社はほかにないと思うので、個人で責任を持ち仕事をする形は自分に向いていると思います。
覚えることは多いですが、同じことではなく、いろんなことが経験できるので楽しいですね。
この仕事に感じるやりがい
いろいろなことにチャレンジして失敗して、考えられること。
個人の能力が伸ばせるのがこの仕事のやりがいです。
今後の目標
製造業だと当社は板金という項目に入っているが、金属加工の中でも製缶にチャレンジしたいと思います。
社内の雰囲気や社風について
「俺の背中を見ろ」というオーラを感じる人が多いです。
忙しくても誰かが協力してくれるので、助かっています。
現役高校生へメッセージ
恋をすれば人のことも考えられる。コミュニケーション能力も高められるので、恋してください。
タイムスケジュール
7:40 | 出勤 |
---|---|
7:45 | 朝礼 |
7:50 | 掃除 |
8:00 | 作業 |
9:55 | 休憩 |
10:10 | 作業 |
12:00 | 昼休憩 |
13:00 | 作業 |
15:00 | 休憩 |
15:15 | 作業 |
17:00 | 休憩 |
17:15 | 残業 |
企業情報
社名 | 株式会社大栄製作所(カブシキガイシャダイエイセイサクショ) |
---|---|
業種 | メーカー |
住所 | 愛知県豊橋市雲谷町字外ノ谷279 |
地図 | GoogleMap |
TEL | 0532-41-4751 |
FAX | 0532-41-4881 |
ホームページURL | http://www.daieiseisakusho.com/ |
設立 | 1975(昭和50)年2月15日 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 代表取締役/森田雄次 |
事業内容 | 各種金属加工、換気・排気・集除塵ダクト工事と機械設置工事ほか |
従業員数 | 24人 |
売上高 | 5億5,000万円(2023年8月期) |
事業所・支社・支店 | 本社=豊橋市雲谷町字外ノ谷279 |
グループ・関連会社 | エキスパートジャパン株式会社 大栄T・H・A株式会社 株式会社 AQUA System Labo |