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株式会社カネナカ

トップインタビュー

2023年11月14日

美味しい“うなぎ”にこだわる

株式会社カネナカ  代表取締役社長 中村貴洋

日本で初めて冷凍蒲焼を作り、日本で一番はじめに冷凍蒲焼を販売してきました。三河一色、豊橋、九州産のうなぎを使って生産しています。白焼きの加工から始め、タレの蒲焼ができ、冷凍製品を手がけるようになり、現在のカネナカになりました。
もともとは、豊橋市神野新田のうなぎの養鰻業者で、長い歴史の中で、生き残ってきました。
うなぎを焼く「ライン焼」の機械を作ったのは祖父で、日本で初めてラインで焼いたうなぎをスーパーに納めました。父親の代の時は、1975(昭和50)年の沖縄海洋博覧会で当社加工製品が大人気を呼び、当時、新幹線のうなぎ弁当は大ヒットしました。
こうした歴史を経て、現在は、食品の安全性を高めるための食品衛生管理システム「HACCP」取得の自社工場で商品チェックを繰り返し、品質・衛生管理に充分留意したおいしく安全なうなぎを生産しています。
愛知県内の提携養鰻場の方々と日々安心・安全でおいしい原料のうなぎを、どのようにしたら作れるのかを勉強し、また養鰻場から消費者へどうしたら美味しいうなぎを提供できるかを常に考えています。
こだわっているのは「おいしいうなぎ」。「本当においしいうなぎとは何か?」を考え続け、最も良いと思ったものをお客さまに提供しています。
また、国際基準の衛生感や人の教育、会社経営をするために新しい勉強も始めました。中国の冷凍うなぎと競争する次のステージを目指します。

先輩にインタビュー

2023年7月5日

うなぎの生処理責任者としてやりがいをもって仕事をしています

村田剛啓さん

  • 部署製造課
  • 出身校愛知県立豊川工業高校(現豊川工科)
  • 入社年月2018年11月入社
  • 趣味映画鑑賞
  • 年齢40歳 (2023年4月現在)
  • 主な仕事うなぎの生処理、入出荷、生産整理、ギフト商品作成など

高校卒業後、工場勤務などを経て、カネナカに転職しました。地元企業で、自分自身がうなぎに興味があったのと、一番の決め手は、会社が働き方に理解があったことです。
うなぎの生処理が主な仕事で、やったことがないという点から不安もありましたが、職人さんたちから丁寧に教えてもらい3ヵ月ほどでひと通りの仕事ができるようになり、はや5年目。現在は、生処理の責任者として勤めています。
絶滅危惧種に指定されているうなぎを取り扱っていることと製品ができたときの達成感にやりがいを感じています。
今後は、さらなる仕事の効率化、スピードアップを目指していきたいと思っています。

Q

良かったこと・学んだこと

A

この仕事を選んだことで、うなぎの開き技術の習得ができ、良かったと思っています。
休みもしっかり取れ、残業などもほぼないことで、体調面での不安がなくなりました。福利厚生や保険も充実しており安心して仕事に専念できます。
生き物を相手にすることの難しさ、受注に対してみんなで協力することや安全で安心できる食品を届けることの大切さを学びました。

Q

カネナカはこんな会社

A

絶滅危惧種であるうなぎを専門に扱い、未経験者や人種を問わず、みんなで協力して、製品作りに取り組んでいる会社です。
みんな仲良く、アットホームな雰囲気です。

Q

現役高校生へメッセージ

A

若いうちにしかできないことを、後悔のないように楽しみながら生活してほしい。

タイムスケジュール

6:30 出勤、うなぎの入荷、作業準備
7:00 うなぎの開き
9:00 休憩
9:15 作業再開
12:00 昼休憩
13:00 ギフト作成
13:30 冷蔵庫内作業、生産した製品の整理
14:45 休憩
15:00 出荷作業、片付け
15:45 清掃
16:00 退社

2023年7月5日

新しい変化を取り込み、レベルアップを目指す

大谷 妙さん

  • 部署事務
  • 出身校富山国際大学付属高校
  • 入社年月大谷 妙さん
  • 趣味スポーツ、音楽鑑賞
  • 年齢46歳 (2023年4月現在)
  • 主な仕事受注・発注・売り上げ・仕様書作成、事務の取りまとめ、クレーム対応

異業種での仕事経験を生かせ、家族の時間を大切にできる働き方がしたいと思い、カネナカに転職しました。自分が異業種でどこまでやれるかという挑戦でもありました。
仕事は、受発注や事務の取りまとめ、クレーム対応にも携わっています。
自分たちが提案したことが形になっていくことにやりがいを感じます。
新しい事業に向けてどんどん進みながら、常に新しい変化を取り込み、臨機応変に対応しつつ、仲間とともにレベルアップしていきたいと考え、日々仕事に取り組んでいます。

Q

良かったこと・学んだこと

A

話し合いをたくさんし、そこで出た意見をお互いに尊重して仕事ができることに喜びを感じます。また、従業員の家族のことも考え大事にしてもらえるという点も、この会社で働けて良かったと思います。
働く環境と仕事効率を改善をするためには話し合いが必要で、みんなで考えて変化させていくことの大切さを学びました。
お客さまからのクレーム対応においては、メーカーとしてどう対応していくか、今も勉強中です。

Q

カネナカはこんな会社

A

意見などを聴いてもらえる環境があり、若い人の発想も取り入れ、会社全体で良くしていこうと社員一丸となって頑張っている会社です。
老舗だからと言って古いところはありません。新しいものをどんどん取り入れ、「うなぎが好き」という人を一人でも増やしていこうとエネルギッシュに動いている会社です。

Q

現役高校生へメッセージ

A

何ごとにも挑戦し、怖がらず、積極的に経験してほしい。いつか役立つこと、力になることがあると思います。
わからないことはわからないままにせず、理解して、自分のものにしてほしい。理解することで自分の世界が広がり、仕事であれば会社全体につながります。

タイムスケジュール

8:00 出勤
8:15 メール確認、急用処理
10:00 朝礼
11:30 受発注ほか、業務処理
12:00 昼休憩
13:00 メール確認、書類作成
16:00 受発注
17:00 退社

企業情報

社名 株式会社カネナカ(カブシキガイシャカネナカ)
業種 メーカー
住所 愛知県豊橋市牟呂町字西明治新右前57
地図 GoogleMap
TEL 0532-34-0730
FAX 0532-34-0731
ホームページURL https://www.kanenaka-s.co.jp
創業 1900(明治33)年
設立 1971(昭和46)年5月
資本金 2,000万円
代表者 代表取締役社長/中村貴洋
事業内容 うなぎ加工品の製造・販売
従業員数 40人
売上高 30億5,287万円(2022年2月期)
事業所・支社・支店 本社・工場=豊橋市牟呂町字西明治新右前57