永井海苔株式会社
トップインタビュー
2020年2月13日
時代のニーズに合わせた商品展開を
永井海苔株式会社 代表取締役副社長 久田和彦
創業70余年、会社設立から60年の老舗企業です。日本の伝統食である海苔(のり)や乾椎茸(しいたけ)などの加工製造・販売を行っており、家庭用海苔の加工会社としては、全国でも5本の指に入るシェアを誇っています。
社訓は「融和・創造・誠実・努力」。「海苔・椎茸を通じて、社会の為(ため)に必要とされる企業となろう」を社是に掲げ、日本の食卓に日々、おいしさを届けています。
海苔加工メーカーの大半がPB(プライベートブランド)などの業務用を主にする企業が多い中、当社は家庭用商品が54%を占めており、「永井海苔」のブランドで全国に展開しているのも特徴のひとつだと思います。
2016年までは業績も順調でしたが、昨年2017年、会社設立以来初の赤字を計上してしまいました。その原因はここ数年続いた海苔の不漁による原材料の高騰が大きな要因でしたが、思いきって商品の価格を一部値上げ。それと同時に、生産体制や商品の見直し、新商品の開発、新規開拓などさまざまな営業努力の結果、今年2018年はこれまでにないほどの増収増益に転じることができました。赤字の翌年に早くも業績が好転できたのは、全社一丸となって困難を乗り越えた努力の結果だと感じています。
社内は明るく女性社員も多く活躍しています。新しい発想を受け入れる社風が積極的な商品開発にもつながっていると思います。品質へのこだわりはもちろん、めざすのは「食べて全員がおいしいと感じる海苔づくり」です。今後も時代のニーズに合わせた商品を展開していきたいと考えています。
先輩にインタビュー
2020年2月13日
仲が良くプライベートも充実できる会社です!
和田紗也加さん
- 部署製造部・本部工場
- 出身校私立 藤ノ花女子高校
- 入社年月2015年1月
- 趣味音楽鑑賞(K-POPが好き)
- 年齢20歳 (2019年現在)
- 主な仕事焼海苔の加工、箱詰め
焼海苔の加工、箱詰めがおもな仕事です。
工場内は焼海苔と味付け海苔でチームが分かれていますが、私は入社当初から焼海苔を担当しています。
ラインで流れてきた海苔の品質をチェックして袋に詰める「海苔入れ」や、袋詰めの工程では、フィルムのつなぎ目の赤い部分が出ていないか、粘着部に海苔粉(のりこ)が付いていないかをチェックするなど、基準を満たしていないものはラインからはねています。袋詰めされた商品は、箱に詰め、パレットにのせていきます。
商品によって、ラインに携わる人数が変わったり、加工の仕方も変わります。流れの早い難しいラインを任されるとうれしいですし、やりがいを感じます。また、新しいラインをスムーズにこなせた時も達成感があります。好きな作業工程は海苔を袋に入れる「海苔入れ」です。
良かったこと・学んだこと
良かったことは器用なので細かい作業があるこの仕事は自分に合っていたこと。学んだことは人間関係の大事さです。入社当初は上下関係というものがよく分かりませんでした。上司や先輩はわかりやすく教えてくれます。もう1つ学んだのは、手際よくできるよう自分なりに考えて行動できるようになったことです。
社内の雰囲気、社内イベントなど
仕事は黙々としていますが昼休みは和気あいあいとしています。ほかの会社のことはわかりませんが、きっと仲が良い会社だと思います。また、休みが取りやすい職場なので、プライベートも充実しています。
現役高校生へメッセージ
社会に出た今でこそ思いますが、上下関係を学べるという意味では、やっぱり部活をやっておくといいかな、と思います。
タイムスケジュール
08:00すぎ | 出社 |
---|---|
08:30 | 朝礼、業務開始 ※全自動焼海苔ラインの袋詰め、箱詰めなど。 |
10 : 30 | 休憩(5分間) |
10 : 35 | 業務再開 |
12 : 30 | 昼休憩(45分間) |
13 : 15 | 昼休憩終了、業務再開 |
15 : 20 | 休憩(10分間) |
17 : 30 | 業務終了、帰社 ※毎日、2時間ごとにローテーションで回っています。 |
2020年2月16日
難しい作業を1人でやりきれた時に大きな達成感!
宮瀬未央さん
- 部署製造部・本部工場
- 出身校私立 藤ノ花女子高校
- 入社年月2017年
- 趣味買い物
- 年齢21歳 (2019年現在)
- 主な仕事焼海苔の加工、箱詰め
もともと細かい作業が好きなので、海苔の加工は自分には合っているかなと思い入社しました。
焼海苔の加工、箱詰めを担当。袋詰めの検品の時には、袋にきちんと海苔が入っているか、フィルムに海苔がくい込む「かみ込み」がないかなど、細心の注意を払いながら検品しています。
袋になる包装材のフィルムを交換することがあります。やることが多く手順を間違えたりしてうまくセットできないと、フィルムがぐちゃぐちゃになってしまうことがあります。そういった難しい作業を自分1人でミスなくやりきれた時には大きな達成感があります。海苔が流れる行程で、10枚ずつのものが9枚で流れていたことがありました。自分の判断でそのままにしてしまい、間違えてしまいましたが、それ以降、分からないことはすぐに周りの人に確認するように心がけています。
良かったこと・学んだこと
海苔の会社なので、学んだことは海苔のこと。海苔にはいろいろな種類があることを知りました。佐賀が海苔の名産地だと知ったり、海苔の産地や時期によって、色や厚み、香りが違うことを知りました。愛知県産の海苔も品質がいいです。個人的には佐賀県産の海苔が好きです。良かったことは、先輩や上司など周りの人たちがとてもやさしく、仕事がしやすいことです。「気をつけてね」と声をかけてくれることも多いです。
今後の抱負、目標など
職場は雰囲気も良く、目標になる先輩が多いです。自分と1年しか違わない先輩はミスが全然なく、常に完璧に仕事をこなすので目標です。私も1日も早くそうなりたいです!
現役高校生へメッセージ
やはり勉強や資格取得など、高校時代にできることをいろいろ頑張っておくといいと思います。
企業情報
社名 | 永井海苔株式会社(ながいのり) |
---|---|
業種 | メーカー |
住所 | 愛知県豊橋市問屋町11-3 |
TEL | 0532-32-7777 |
FAX | 0532-32-7770 |
ホームページURL | http://www.nagainori.co.jp |
資本金 | 9,800万円 |
代表者 | 代表取締役社長 永井秀典 |
従業員数 | 140名 |
売上高 | 53億円(2017年8月期) |
事業所・支社・支店 | 本社・本部工場、第2工場、東京支店、名古屋支店、甲信営業所、新潟営業所、静岡営業所、西日本営業所、仙台事務所 |
グループ・関連会社 | NKK株式会社 |