日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 田原製造所
会社プロフィール
52年の歴史を持つカーボンブラック製造所
大手・日本製鉄グループ傘下で安定経営
日本製鉄グループの中で、鉄以外の素材を一元的に扱う唯一の会社である日鉄ケミカル&マテリアル株式会社ですが、中でも田原製造所は前身を日鉄カーボン株式会社といい、カーボンブラックを専門で扱っています。そもそもは北海道ガス化学株式会社の田原工場として始まったのが52年前。田原の工業地帯の中でも最古手になります。一見すると同じような黒い素材のカーボンブラックですが、そこには無限の可能性があり、大きな夢を秘めています。社会の様々なニーズに最適なカーボンブラックを追求し、貢献していきたい。常に高品質の製品を世に送り続けてきた自負とともに、蓄積した技術と信頼のもとにさらに優れた製品の安定供給に努めています。
事業内容
タイヤの補強材となるカーボンブラックを
粉体で製造し出荷
日本最大、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカーである日本製鉄グループは鉄の他にもIT、エンジニアリングを扱っていますが、日鉄ケミカル&マテリアル株式会社は化学素材系を扱う会社です。その中でも、田原製造所は、ゴムの補強材として使われるカーボンブラック専門の製造所です。ゴムの代表的なものがタイヤで、製造したカーボンブラックの8割以上がタイヤの材料となります。カーボンブラックは粉体で出荷します。ゴムに混ぜ込んで製品となりますが、タイヤのほかにはワイパーや車の扉の縁など、黒いゴムにはたいてい使われています。景気に左右されにくい商品で、新車の販売が落ち込んでもタイヤは必要なので、需要に波のない安定供給が見込まれます。
企業情報
社名 | 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 田原製造所(ニッテツケミカルアンドマテリアルカブシキガイシャシ タハラセイゾウショ) |
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業種 | メーカー |
住所 | 愛知県田原市緑が浜1-2 |
地図 | GoogleMap |
交通機関 | 豊橋鉄道渥美線「三河田原駅」から車で15分 |
TEL | 0531-22-5151 |
ホームページURL | https://www.nscm.nipponsteel.com/ |
設立 | 1956(昭和31)年10月 |
資本金 | 50億円 |
代表者 | 代表取締役社長/右田彰雄 |
事業内容 | カーボンブラックの製造 |
従業員数 | 3,454人(連結) |
売上高 | 2,754億円(2024年8月期・連結) |
事業所・支社・支店 | 本社=東京都中央区日本橋一丁目13番1号 田原製造所=田原市緑が浜1-2、ほか国内約30拠点、海外約15拠点 |
グループ・関連会社 | 日本テクノカーボン株式会社、NSスチレンモノマー株式会社、ほか約15社 |
沿革
1954(昭和29)年 07月 | 北海道ガス化学株式会社設立 |
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1961(昭和36)年 08月 | 商号を北炭カーボン株式会社に変更 |
1963(昭和38)年 03月 | 本社を東京都中央区日本橋茅場町1-9へ移転 |
1973(昭和48)年 04月 | 田原工場竣工 |
1974(昭和49)年 01月 | 北海道工場を閉鎖(田原工場に集約) |
1983(昭和58)年 04月 | 商号を中部カーボン株式会社に変更 |
1989(平成元)年 05月 | ハード系カーボンブラック製造設備完成 |
1991(平成03)年 08月 | ソフト系グリッド製造設備完成 |
1997(平成09)年 01月 | 商号を新日化カーボン株式会社に変更 |
2011(平成23)年 01月 | 新日鐵化学株式会社による完全子会社化 |
2018(平成30)年10月 | 商号を新鉄カーボン株式会社に変更 |
2024(令和06)年10月 | 日鉄ケミカル&マテリアルズに吸収合併 |