株式会社伊勢安金網製作所
トップインタビュー
2023年7月7日
金網製品の未来と可能性を創造する
株式会社伊勢安金網製作所 代表取締役 安藤充宏
2022(令和4)年に設立70周年を迎えた私たちは、「Wirenet Creationワイヤーネットクリエーション~金網の新規創造~」をスローガンに、100年企業を目指して、各種金物製品を製造しています。
例えば家周りの柵、落石を防ぐ網、バーベキューの網など、土木、建築、一般商品まで多種多様な金網製品を製造し、提供しています。
金網は、自分たちの身近にあるものであり、必要とされているものです。
いろいろなところで使われていながら目につかない、ニッチな部分を担っています。
未来に向けて、新しい仕事をするための設備投資をしたり、技能の承継にも力を注いでいます。
年に1回の経営計画では、社員が互いに思っていることを話し、「こうしていきたい」と部署ごとに発表。修正を入れながら新しい取り組みにつなげています。内容をブラッシュアップし、発表すること大事にしています。
私たちを取り巻く環境は想像を超える規模やスピードで変化が起こっています。
その流れや変化をとらえながら、仕事を通じて社会の課題解決に貢献し、社会から必要とされる存在であり続けたいと考えています。
これまで積み上げてきた強みや伊勢安らしさを磨き上げながら、「Wirenet Creation」のもとに、大改革の中、ワイヤーネットクリエーション」金網の新規創造をスローガンに、未来に向けて新たな企業価値をこれまで以上に高め、次の飛躍に向け、挑戦しています。
先輩にインタビュー
2023年7月7日
実体のあるものを作る、そこにやりがい
芝川雄太さん
- 部署製造2課
- 出身校愛知県立豊橋東高校
- 入社年月2016年2月
- 趣味読書、音楽鑑賞、ゲーム
- 主な仕事設計から製造、量産まで、製造全般
大学卒業後、システムエンジニアとして仕事をするなど紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、当社の安藤充宏社長に出会い、それがきっかけとなって入社しました。
入社して丸7年。今の仕事が自分に合っていると感じます。
仕事は、針金を加工して製品を作る仕事です。設計から実際の製造、量産まで、製造全般に携わっています。上司の指示や仲間の進捗を確認しつつ、仕事内容と納期を踏まえ、自分の判断で仕事を推し進めています。
実体のあるものを作る、そこにやりがいがあります。
目標は、人、物、評価、時間、空間の扱いを極めること。
後進の育成と、担当できる機械を増やすことが目下の課題です。
良かったこと・学んだこと
きちんと仕事をすれば裁量が得られること。自身のしたことに責任を持ち、お客様や仕事仲間を笑顔にすることを考えていれば成長でき、自分の判断が尊重されます。
報告・連絡・相談の大切さを学びました。これがないと仕事がうまくまわりません。
理論的なだけではなく、実学としての「ものづくり」を学べています。
頭の中で考えているだけではうまくいきません。実際にやってみて「実践と理論」「イメージと現実」がつながっていくことを実感しました。
うちの会社はどんな会社
程よい「ゆるさ」「厳しさ」があります。
行動指針の一つとして「従業員の社会的な必要性を見いだせるように各自責任を持ちます」というものを掲げています。
ビジネスの厳しさとともに協業の精神が根付いています。社内イベントも多すぎず少なすぎず、プライベートを邪魔されない程よさがあります。
現役高校生へメッセージ
「あなたは何が好きで、何を楽しいと感じていますか?」
このことは、自身を見失うことなく生きていくために必要なことです。
今は思いっきり高校生生活を楽しんでください。
タイムスケジュール
7:40 | 出勤 |
---|---|
8:00 | 朝礼 |
8:05 | 製造 |
10:30 | 休憩 |
10:40 | 製造開始 |
12:00 | 昼休憩 |
12:50 | 製造 |
14:30 | 休憩 |
14:40 | 製造開始 |
17:10 | 退社 |
製造においては、時間管理をしながら自分の判断で進めています
2023年7月7日
研修生の指導も担当。責任感が高まりました
中野将德さん
- 部署製造課
- 出身校私立桜丘高校
- 入社年月2019年4月
- 趣味YouTubeを見ること
- 主な仕事ラス金網の製造
地元で就職したいと考え、求人票を見た時に伊勢安金網製作所の社名を見つけ、小中学校の帰り道などでよく目にしていた会社だと気づき、それがきっかけとなって仕事に興味をもち入社を決めました。
地元の会社であると知っていたことが安心感につながりました。
本社工場で、ラス金網の製網を行っています。
捲かれた鉄を機械に設置し、注文内容によって金網の大きさを変えて製網します。
外国人の研修生の指導も担当しており、責任感が高まりました。
使えなかった機械が使えるようになり、一人でも使える機械を増やしていきたいと思っています。
良かったこと・学んだこと
“機械”というものを全く触ったことがなかったので、機械を動かせるようになったことは楽しく、設計図どおりできた時には達成感があります。
会社の業務に携わる人としての責任感が生まれ、目標を持つことの重要性を実感しました。
休みに出かけた釣り場などで自社の金網を見かけたりし、「こんなふうに使われているんだ」と知ることで、仕事へのやりがいが高まります。
うちの会社はこんな会社
まじめな人が多い会社です。気さくに話せたり、やさしく教えてくれたり、人間関係が良く働きやすい会社です。
現役高校生へメッセージ
バイトなどして仕事をすることに慣れておくことや、経験を積んでおくと良いと思います。
タイムスケジュール
7:40 | 出勤 |
---|---|
7:50 | 朝礼 |
8:00 | 作業開始 |
10:30 | 休憩 |
10:40 | 作業開始 |
12:00 | 昼休憩 |
12:50 | 作業開始 |
14:30 | 休憩 |
14:40 | 作業開始 |
17:10 | 作業終了、出来高を記入して退社 |
2025年6月20日
正確なものづくりでお客様の期待に応えたい
神藤李麻さん
- 部署吉川工場 製造二課
- 出身校愛知県立蒲郡高校
- 入社年月2023年10月
- 趣味ドラマ鑑賞
- 主な仕事金網製造
手織り機で、金網を編んでいます。
2018年に新卒で入社し、その後、結婚、出産等で退職しましたが、2023年に復職しました。
入社して2年間は、自動金網編み機で製造する仕事に就いていましたが、3年目から手編み機による製造に変わり、復職後も、手編み機で金網を編んでいます。装飾金網などインテリアに使われるものもあり、楽しいです。
私たちが編んだ金網がどこで使われているか、社内に掲示されるので「こんなところで使われているんだ」と知ったり、実際に目にすることもあり、こうした機会が仕事へのやりがいを強めてくれます。
お客様の要望に応える良い製品を作るために、もっと技術力や知識力を向上させたいと、頑張っています。
良かったこと・学んだこと
金網には、いろんな種類があり、初めて作るものもあり、楽しいです。難しい作業や、細かい作業に集中して製品を完成させたときの達成感は格別で、この仕事を選んでよかったと思います。
ものづくりにはチームワークやコミュニケーションが大切ということ、正確なものづくりでお客様の期待に応えるという社会人としての責任感を学びました。
伊勢安金網製作所はこんな会社
年齢に関係なく和気あいあいとした雰囲気です。
社内の行事も多く、年に一回社内旅行があるのも楽しみの一つです。
私の例でいえば退職したにもかかわらず、「また伊勢安金網製作所で働きたい。同じ作業に戻りたい」という私の希望を、会社は受け入れてくれました。
私に限らず、社員への柔軟な対応が、良い製品づくりにつながっていると思います。
現役高校生へメッセージ
資格取得を!
今はまだ将来が見えなかったり、不安や迷いもあるかもしれませんが、いろんなことに挑戦することも経験として良いと思います。
タイムスケジュール
08:50 | 出勤 |
---|---|
09:00 | 工程確認、作業開始 |
10:30 | 休憩 |
10:40 | 作業開始 |
12:00 | 昼休憩 |
12:50 | 作業開始 |
15:30 | 休憩 |
15:40 | 作業開始 |
16:40 | 掃除、退社 |
完成予定に合わせて工程を組み、それに基づいて作業します。
企業情報
社名 | 株式会社伊勢安金網製作所(カブシキガイシャイセヤスカナアミセイサクショ) |
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業種 | メーカー |
住所 | 愛知県豊橋市三ツ相町277 |
地図 | GoogleMap |
TEL | 0532-31-2255 |
FAX | 0532-31-6291 |
ホームページURL | http://www.iseyasu.co.jp/ |
設立 | 1952(昭和27)年3月 |
資本金 | 3,200万円 |
代表者 | 代表取締役/安藤充宏 |
事業内容 | 各種金網製造 |
従業員数 | 41人 |
売上高 | 11億1,604万円(2023年8月期) |
事業所・支社・支店 | 本社=豊橋市三ツ相町277 吉川工場=豊橋市吉川町80 三ツ相工場=豊橋市三ツ相町133 新城工場=新城市庭野字池ノ谷下23 |
グループ・関連会社 | 株式会社伊勢安ワイヤクリエイテック |
許認可類 | ISO9002 認証 建設業許可取得 愛知県知事許可(般-27)第66787号 |
その他 | 愛知県中小企業 合理化優良受診企業 知事表彰(1998年) 愛知ブランド企業(2015年) |