株式会社新来島豊橋造船
会社プロフィール
愛知県で唯一、200メートル級の船を製造

「中型造船所として不動の地位を築く」という経営理念のもと、専業造船所として船を造り続けています。豊橋市は自動車をはじめとした物流が盛んな三河港があります。当社の造る船は自動車運搬船が主であり、三河港の需要に非常にマッチしています。
一般的な製造業と違い、ラインでの作業ではなく、一日一日作業内容が変動することが多くなります。周囲と考え、相談しながら進めていく業務が多く、コミュニケーション力と柔軟な発想力が身につきます。
200クラスの船が建造できるのは、愛知県で唯一です。このクラスの船が建造されているところはなかなか見ることができないので、小学校の工場見学の申し込みも多く、積極的に受け入れています。昨年は3000人近い児童が来社しました。こんなにも大きいものでもミクロン単位の精度を求められたり、最先端の電子機器が搭載されていたりとイメージのギャップに驚くようです。
事業内容
7000台の車が積載可。自動車運搬船の製造は日本一

当社には1200トンクレーンと800トンクレーンの2機があり、合わせて2000トンのブロック搭載が可能です。これにより、200メートル級の船を造ることが可能になります。愛知では、当社だけが持つポテンシャルです。1隻の船をつくるのに、設計に3年、製造に1年以上かかります。物が大きく、1隻ごとに進化して仕様が変わるので、ロボット化できません。最近では、従来の重油に加えCO2排出量の少ない液化天然ガスを燃料としたり、将来に向けてアンモニアや水素燃料を検討したりと、船は日々新技術を組み込んでいます。また、当社が作る自動車運搬船は、自動車をはじめとした物流が盛んな三河湾の需要にマッチしています。手厚いアフターサービスも行えるため、喜ばれています。
企業情報
| 社名 | 株式会社新来島豊橋造船(カブシキガイシャシンクルシマトヨハシゾウセン) |
|---|---|
| 業種 | メーカー |
| 住所 | 愛知県豊橋市明海町22番地 |
| 地図 | GoogleMap |
| 交通機関 | 豊鉄バス「トピー工業前」バス停から徒歩12分 |
| TEL | 0532-25-4111 |
| FAX | 0532-25-4117 |
| ホームページURL | https://www.toyozo.jp/ |
| 設立 | 1903(明治36)年7月 |
| 資本金 | 1億円 |
| 代表者 | 代表取締役社長/髙山則雅 |
| 事業内容 | 鋼製船舶建造業 |
| 従業員数 | 280人 (協力会社含め1,150人) |
| 売上高 | 289億円(2025年3月期) |
| 事業所・支社・支店 | 本社=豊橋市明海町22番地 新来島どっく本社、東京事務所、阪神事務所、九州事務所 |
沿革
| 1903(明治36)年 | 大阪に創業(旧社名 金指造船所) |
|---|---|
| 1908(明治41)年 | 静岡県清水市に工場を移転 |
| 1974(昭和49)年 | 愛知県豊橋市に豊橋工場を開設 |
| 1975(昭和50)年 | 豊橋工場第1番船タンカー「CAROLYN JANE」 |
| 1982(昭和57)年 | 来島どっくグループ参加 |
| 1991(平成03)年 | 商号変更株式会社カナサシとする |
| 〃 | 豊橋工場の100隻目の船舶が竣工。「GEORGIA RAINBOWⅡ」26,040総トン |
| 1999(平成11)年 | 清水工場分社化 |
| 2002(平成14)年 | 工場200隻目の船舶が竣工。「KOTA GEMBIRA」28,676総トン |
| 2003(平成15)年 | 株式会社豊橋造船に商号変更 |
| 2006(平成18)年 | 800Tクレーン1基増設 |
| 2007(平成19)年 | 組立工場大幅増設 |
| 2008(平成20)年 | 内業工場大幅増設 |
| 2009(平成21)年 | 株式会社新来島豊橋造船に商号変更 |
| 2015(平成27)年 | 工場300隻目の船舶が竣工。「CEBU ISLAND」23,887総トン |
| 2018(平成30)年 | 1200Tクレーン1基増設 |







