三菱ケミカル株式会社 東海事業所
会社プロフィール
最先端技術で多様化する社会課題に向きあう
国内最大手の総合化学メーカー
東海事業所正門
2017(平成29)年4月、三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社が統合し、三菱ケミカルが設立、発足しました。それを機に「KAITEKI」(時を越え、世代を超え、人と社会、そして地球の心地よさが続く状態)を経営理念に取り入れ、企業活動の目標としました。
現在の三菱ケミカル東海事業所の前身である旧三菱レイヨン豊橋工場は、1963(昭和38)年の竣工で、敷地面積は45万6,000平方メートル、東京ドーム約10個分に相当します。当初は、ポリプロピレンを原料とした繊維を生産していました。1970(昭和45)年代に、炭素繊維など先端素材に進出し、総合高分子化学メーカーへと発展。1990(平成2)年に、現在の主要事業の一つである炭素繊維焼成の工場が本格始動しました。
東海事業所では、次世代のコア事業と位置付けられている炭素繊維・複合材料を中心に、水処理膜、樹脂といった分野で事業を展開しています。東海事業所には研究所もあり、技術革新に向けた素材やテクノロジーを求めて研究開発や評価解析に注力しています。
事業内容
最新の素材を創造し、事業展開しています
東海事業所を空撮しました
東海事業所では、炭素繊維・複合材料、中空糸膜、樹脂の3製品の生産を主体としています。
炭素繊維・複合材料は、鉄よりも強くアルミよりも軽い最先端の素材です。航空機や人工衛星、自動車やスポーツ用品などへ幅広く展開しています。
中空糸膜は細いストロー状の中空繊維で、壁面に無数の微細孔があります。この微細孔により水分中の不純物をからめ捕り、浄水器などに使用されています。
樹脂の分野で生産されているのは、透明性、耐候性に優れたフィルムです。ほかの素材にラミネートすることで紫外線遮断効果を生み、車両内外装、交通標識の表面材、建築材料などに広く利用されています。
この3事業を、製造オペレーターや研究開発補助、発電オペレーターのほか、検査員、設備技術員や事務員が支えています。
企業情報
社名 | 三菱ケミカル株式会社 東海事業所(ミツビシケミカル) |
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業種 | メーカー |
住所 | 愛知県豊橋市牛川通4-1-2 |
地図 | GoogleMap |
交通機関 | 豊橋駅から車で約20分 豊鉄バス「三菱ケミカル口」バス停から徒歩約10分 |
TEL | 0532-64-2220 |
FAX | 0532-61-1177 |
ホームページURL | https://www.m-chemical.co.jp/ |
創業 | 1933年8月 |
設立 | 1963年11月 |
資本金 | 532億2,900万円 |
代表者 | 東海事業所 事業所長/梅澤幸樹 |
事業内容 | 化学製品・素材の製造ほか |
従業員数 | 826人 |
売上高 | 4兆3,872億円(連結、2024年3月期) |
事業所・支社・支店 | 本社=東京都千代田区丸の内1-1-1 支社=中部、西日本 製造拠点、研究開発拠点、地域総括会社=国内外各所 |
沿革
1933(昭和08)年08月 | 旧三菱レイヨンの前身、新興人絹設立 |
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1940年代 | 樹脂事業に進出 |
1950(昭和25)年 | 新光レイヨン発足 |
1952(昭和27)年 | 三菱レイヨンに改称 |
1960年代 | 樹脂事業の多角化 |
1963(昭和38)年 | 豊橋工場竣工(現 愛知事業所) |
1970年代 | 炭素繊維など先端素材に進出 総合高分子化学メーカーへと発展 |
1980年代 | 生産拠点のグローバル化 |
1998(平成10)年 | 日東化学工業と合併 |
2000年代 | 水処理事業の強化・拡大、グローバル展開を加速 |
2009(平成21)年 | ルーサイトと経営統合 |
2017(平成29)年04月 | 三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの統合により三菱ケミカル株式会社発足名変更 |
2022(令和04)年07月 | 上部組織の三菱ケミカルホールディングスが三菱ケミカルグループに社名変更 |