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『豊川とともに半世紀』
松倉源蔵 <第171回>
2012/11/07
振り返れば、私が最初に松沢さんを訪ねたころ、30歳代後半の彼は、長い顎鬚(あごひげ)を蓄え、どこか超然とした風貌と物腰の人物との印象があった。誰が指摘したわけでもなかろうが、まもなく彼は髭を剃(そ)り落とし、前に記したように、農薬・化学肥...
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