風針

 金融業界には、全国最低水準の低金利を意味する「名古屋金利」という言葉がある。堅実経営の優良企業が多く、貸し倒れリスクが小さい。地銀や信金がひしめき、安い貸出金利を競っている。

 当地では、さらに低い「三河金利」と呼ばれる。あるメガバンクの行員に聞いた話では、400以上ある支店の中で、豊橋支店の貸出金利は全店で一番低いそうだ。日本一の低金利地域では、相当厳しい競争があるのだろう。

 日銀が導入したマイナス金利が、今月で丸3年を経過した。大規模金融緩和で消費者物価指数2%の上昇を目指してきたが、目標の達成は遠い。

 それどころか、低金利が地域金融機関の収益を悪化させている。利ザヤが薄くなり、債券売却益で何とか利益を確保。含み益が底をつけば赤字に転落するようなところもある。

 地域金融機関の再編報道がちらほら聞こえてくる。出口の見えない金融緩和が、地域金融の勢力図を塗り変えてしまうのだろうか。

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