風針

 先に亡くなった脚本家、倉本聰さんの「北の国から」は、東京から北海道へ移住した父子の絆を描いたドラマ。雄大な自然の中、電気も水道もない不自由な住まいで極寒に耐えながらの移住生活を、徹底してリアリティーを追求した撮影で描き出した。

 ドラマの影響もあってか、都会から地方へ移住する人は増えてきたが、現代のリアルな移住事情は、ドラマとは随分違うようだ。

 ふるさと回帰支援センターが発表した移住希望地ランキングには、1位群馬から栃木、長野、静岡、福島と、東京からアクセスのいい県が並ぶ。生活コストの低さや、行政による充実した移住支援のある地域が人気だそうだ。

 10位にはなんと東京都もランクイン。「移住=遠くへ」ではなく、「便利な都市機能を手放さずに自然に親しむ」という新しい移住像が広がっている。

 東京、大阪の中間にあって新幹線も止まり、海や山の自然にも恵まれた東三河。リアルな移住先有力候補の一つだろう。

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