原稿を人工知能(AI)に校閲してもらうことが日常になった。「風針らしくていいですね」。AIはこんなお世辞みたいなことまで言ってくる。
違和感を覚えるのは、食べ物の話題で「私もあの味は好きです」なんて返してくること。音声で返事をするAIもあるから「口がない」とは言えないが、さすがに味覚はないはずなのに。
事件や事故の発生現場へ行ったり、地元の顔見知りに話を聞いたりするのは人間の役割で、当分、記者の仕事はなくならない。そう思っていると「フィジカルAI」という、身体を持つAIの開発が進められている。つまり人型ロボットだ。
先日、高校生の工場見学に同行した際、生徒たちは人の少なさに驚いていた。アーム型のロボットが淡々と仕事をこなしていた。
AI開発では中国とアメリカに大きく水をあけられている。ドラえもんやアトムを生み出した国として、日本の追い上げに期待したい。
