今月発表された路線価で、豊橋の最高値は駅前に面した広小路1丁目の1㎡あたり48万円。ここ数年、2~3%程度の上昇が続いている。
物価高はもう御免、と言いたくもなるが、駅前はその都市の「顔」。駅前地価が街の発展と地域経済の成長を示すなら、この程度の上昇は納得だ。
気になるのは、やはり諸物価の上昇。建築資材の高騰で駅前再開発計画の見直しを余儀なくされた街もある。名鉄名古屋駅周辺の再開発計画は白紙となり、計画は止まったのに百貨店は閉店して空きビルになった。リニアが開業する愛知の顔なのに、笑みがない。
豊橋でも駅前に立つと、半世紀も前から立ち続ける見慣れたビル群の一画が目に入る。街区まるごと一新されれば、計画が進む新アリーナとともに中心市街地活性化の起爆剤となる。
複数の大規模再開発計画が進行中だというが、建設費の高騰は気にかかる。計画が実現し東三河の顔が微笑むなら、駅前地価の上昇はむしろ喜ばしい。
