総務省が全国の自治体が集めたふるさと納税の寄付額を発表した。総額で1兆3314億円。前年度から4%の増加にとどまり、件数はこの3年、頭打ちだ。
東三河では、長年寄付額トップだった蒲郡市が4割以上も金額を減らした。返礼品一番人気だったむきエビでの寄付が激減したのが理由。豊橋や西尾の業者が、蒲郡よりお得なむきエビを返礼品に提供しているという。
サイトを見ると、蒲郡では1・2万円の寄付で1・4キロの特大むきエビがもらえるのに対し、西尾では同じ額で1・6キロ。物価高にあえぐ納税者は、少しでもお得な市に寄付をするようだ。
ふるさと納税は、寄付額が住民税から控除されるため、大都市では税の流出につながり、東京と地方で税を奪い合うような構図があった。
それが、寄付額が伸び悩んでくると、地方自治体間での税収獲得競争に変容してきたのか。むきエビを巡る近隣市での競争がその一端なら、制度は曲がり角に来ている。
