風針

 18日開幕のアジアパラ大会の聖火リレーが行われている。東三河でも採火式があり、ルーペで太陽光を集めて火を起こした。

 小学生の頃、理科の実験でこの仕組みを知るや、休み時間にこっそりやったものだ。黒い方がより光を吸収するということで、習字の書き損じを大事にとっておいた。

 先日の採火式で、小学生たちはかなり苦戦していた。大人たちは「うーん」と腕を組んだ。「今の子は危ない遊びをしないのかも」。昭和の当時でも、授業以外でやれば先生に怒られたとは思うが、時代の移り変わりを感じた。

 初夏に小学生が梅の実を収穫するのを取材した。記者が子どもの頃は近所の梅林が遊び場で、青い実をかじった話をしたら、小学生は「なんでそんなことしたの?」と目を丸くした。こちらは返事に詰まってしまった。

 火を起こそうとしたり、梅の実をかじったり。危ないことも、今思えば無茶なことも、遊びの中にあった。

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