一般的に8月15日は「終戦記念日」とされるが、実は無条件降伏後もソ連からの侵攻は続き、北方領土全域を占領されたのが9月5日。当時の日本はなす術がなかった。
なぜ戦争が起こり、反撃能力を失い国が焦土になるまで止められなかったのか―「軍部の暴走」など要因は多いが、一番は政治の責任だろう。
全国戦没者追悼式で高市早苗首相は先の大戦における「反省」を〝封印〟、主体も曖昧にした。どこか自身の政治姿勢を優先させような言動。「力の時代」に生きる日本の今後にどのような影響を与えるか。
81年前のきょう、ソ連と日本軍による占守島の戦いが起こった。「現場」が必死に抵抗、北海道失陥を免れた要因ともいわれるが、政治家はその場にいなかった。
戦地から遠い者ほど勇猛―という警句がある。さて、政治家から有事という言葉を聞くことが増えたが、多くの命を失った責任を曖昧にして国防・有事を語る資格はあるのだろうか。
