「焼肉きんぐ」などを展開する物語コーポレーション(豊橋市)が、前年比20%増収、30%増益という第3四半期決算を発表した。予想以上の好業績に、株価は20%近くも上昇。
さらに2030年までの経営計画では、焼き肉店シェア全国1位を奪取し、売上高を1・8倍、利益も倍増させる野心的な目標を立てている。
好業績を続けてきた同社でも、さすがに今までのような高成長を続けるのは難しいか、と懐疑的に見ていたが、決算を見ると、頂点に手が届きそうな勢いだ。
しかし、外食業界全体を見渡すと、景気のいい店ばかりでもない。売上高は伸びても、それは仕入れ値の上昇を価格に乗せただけ。物価高は利益を削り、店舗数も客数も頭打ちだ。
さらに追い打ちをかけそうなのが食品の消費減税。外食が対象外となって中食との税率差が広がれば、客離れが起こりそう。移り気な客を日々奪い合う業界で、三河から始まった天下取り物語が続いていく。
