世界気象機関(WMO)が「地球上の『水貯金』が減っている」とする報告をまとめた。水貯金とは川や湖の水、地下水、雪、氷など陸上に蓄えられた陸域水貯留量のこと。
海には膨大な海水はあるが、人が利用できる淡水は限られる。貯金に例えられる貴重な水資源がこの10年、急速に減少しているという。
温暖化で極地の氷や高地の氷河が融解しているだけではない。北米や欧州などで渇水が度々起こる一方、南アジアの一部では大雨で河川流量が増加。水の偏在が顕著になっている。
日本では先月、記録的な長雨で洪水被害の出る地域が出ているのに、東三河では雨の降る日が続いていても、宇連ダムの「水貯金」はやっと7割に届いた程度。
日本は水に恵まれた国だが、東三河では十分に貯金ができず、これまで度々渇水に悩まされてきた。気候変動が加速していく中、水不足の不安を解消してくれる新しい「貯金箱」が待ち遠しい。設楽ダム完成まであと8年。
