風針

 本稿執筆中の朝方、一時的だが強めの雨が降った。ここ数日まとわりつくような湿気と暑さにうんざりしていたが、雨とともに吹き始めた風と静かな雨音にひと心地つけた感あり。

 曇天の間は気温が上昇しても数字ほどの〝威力〟は感じない。夏の太陽の日差しがいかに強烈か。ならば何かで太陽を覆えないか…浅薄な妄想だけは沸く。

 太陽の異常で灼熱化した地球を救うべく、磁気シールドで太陽を覆う―宇宙戦艦ヤマトのエピソード。一度は失敗するが、アニメ内の人々は地球を守るために必死だ。

 1週間で2万人超の死者…文字通り殺人的な熱波に欧州が苦しんでいるという。関連死を含む数字だが、それでも死者2万は恐ろしい数字である。

 国際情勢の混乱もあり、気候変動への人類の連帯は残念ながら希薄だ。「2万」という数字の桁が変わってから青ざめる―そんな未来は望まないが、現在の人類は必死さも散漫、問題解決への過程すら一致できていない。

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