ロボット競技の国際大会「ABUロボコン」に出場した豊橋技科大の学生に、強豪国はどこかと聞いたことがある。即座に返ってきたのが「中国」。
試合でのトラブルは多いが、スピードや正確性の技術力は高い。人口が多く、大学間の代表争いだけでなく学内での競争も激しいという。「ABUに出てくるのは2軍で、1軍は国主催の国内大会に出場する。中国には底知れぬ強さがある」と警戒していた。
官民挙げてロボット開発を進める中国が先週、人型ロボットのハーフマラソン大会を開いた。
1年前の大会は、暴走、迷走、七転八倒、機体バラバラ…のハプニング続出だったが、今年の優勝タイムは前年を大きく短縮し、人間の世界記録を破ってしまった。
去年のドタバタを世界がおもしろがっているうちに、中国の技術は劇的に進歩。最先端の技術力を誇示しながら、機体トラブルさえエンタメに変える。ロボットで覇権を狙う国の、底知れぬ力と余裕を見せつけられた。
