罪もない人々が理不尽にも殺されていく―その現実を「大災(自然災害)に遭ったのと同じだと思え」と冷厳に鬼が主人公に言い放つ…ある人気漫画の一場面だ
地震など自然災害を前に人知の無力さを思い知る、そんな事態が最近続く。この現実に直面すれば、鬼の言うことも腹は立つが〝筋〟は通る
では〝筋〟が通っていれば鬼の言うように諦めるしかないのか。人には生存への欲求や守りたいものもある。だから勝てないと分かっていても備えるし諦めもしない
ただ、やみくもに抵抗しても徒労に終わるのがオチ。備えが整うまで〝嵐〟が過ぎるのを待つ。自然災害と鬼の被害が〝同義〟なら、人間関係でも有効な〝戦術〟
きょうは防災の日。そして、多くの学校で新学期が始まる。災害時は「命を優先」に。人間関係も同じ。かの兵法三十六計も最後に「最善」と説くのは「走る(逃げ)」だ。大切なのは生き抜くこと。〝勝てずとも負けない〟ことである。
