開催中の大相撲名古屋場所の会場で、蒲郡市出身の横綱「玉の海」(本名・谷口正夫)の企画展が開かれている。地元の同級生やファンらの熱い思いで実現した。
現役の横綱が27歳の若さで亡くなったのだから、当時の衝撃は大きかっただろう。55年前、ご当所の名古屋場所で全勝優勝を果たした後のことだった。
当時、名古屋に住んでいた記者の母の日記にも訃報が記されていた。「足をピーンと高く上げて、あんなきれいな土俵入りは見たことがない」と絶賛していた。
当時珍しかった「不知火型」の土俵入り。諸説あるが、不知火型は短命だというジンクスがささやかれるようになったのは、この早世の横綱の影響があったようだ。
玉の海を敬愛してやまない片男波部屋の玉鷲は、現在、関取最年長の41歳。玉の海に倣って、無休に挑み続けている。今場所は十両に陥落したものの、同部屋の先輩の分まで踏ん張ってほしい。
