風針

 大海原に漂うゴムボート。救助がいつ来るのか不明な中、助けを待つ人々の中に致死性伝染病の病人が出た。リーダーのあなたは、どのような決断下すか―。

 漫画「沈黙の艦隊」で討論番組の最後に各党党首に問われる質問。総選挙を目前にした難しい質問に、彼らはそれぞれ信念を語る。

 81年前のきょう、長崎に米国が原子爆弾を投下した。6日の広島も含め、その年の年末までに約21万人が死亡。慰霊碑などに納められる名簿分も合わせれば現在まで死者数は55万人を超える。

 平和のため核兵器なき世界へ―一度は動いた歴史の潮流が大国のエゴで再び抑止や脅しの役割に逆戻り。被爆国の日本ですら核武装論が出る始末。

 冒頭の話へ。〝犠牲〟ありきの意見が出る中、唯一、「解決策を考え続ける」と答えた党首がいた。「核廃絶は理想論」の声は確かにある。が、あの惨禍を体験した国だからこそ解決策を考え、理想を語り続ける義務がある。そう信じたい。

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

東日旗

リクルーティング

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP