アジア大会の運営でトラブルが相次いでいる。正直に言えば、開幕前からメディア関係者の間でも不満が噴出していた。
最初の取材は聖火リレーだった。天候に恵まれない大会で、観客はぬかるみの中、靴や服を汚していた。その上「この先は道がない」「水たまりがある」と、行く先々で引き返すよう指示され、コース周りを右往左往する羽目に。揚げ句、目当てのランナーの勇姿を見逃す人もいた。
警備のパトカーは、水たまりを盛大に跳ね上げながら往来。記者を含め、周囲の人たちは全身に泥水を浴びた。隣にいた高齢男性がポツリ。「来るんじゃなかった」。
記者はメディアパスを首から下げて撮影に赴いたが、駆け抜ける聖火ランナーを撮ろうと少しでも横移動すれば「並走するな」と怒鳴られた。
記者ならある程度のことは我慢する。何にもましてまずいのは、応援に来た市民や選手のパフォーマンスに支障が出ることだろう。
