盛大にやらかした失敗とそこから得た教訓を競う「大失敗アワード」を、豊橋技科大が企画している。〝絶望グランプリ〟と銘打ったユニークなイベントだ。
主催はキャリア教育を担当する部門。失敗が許される社会に変わりつつあるが、教訓が共有されず、同じ失敗を繰り返し、成功につながらないのが課題だという。
学生を対象にしたイベントで、失敗を明るく楽しく語り合い、気楽に次のチャレンジにつなげていくのが狙いだ。若者なら、大失敗でも大いに笑い飛ばし、次の挑戦を続けてほしい。
しかし、大人の特に責任ある政治家の大失敗は笑えない。ウクライナとイランに攻め込んだ大国の両大統領も、内心は「しまった。失敗した」と思っているに違いない。
期待した戦果は上がらず、自国民の支持も失った。取り返しのつかない犠牲はグランプリ級でも、両大統領は強気を貫き本心を語らない。過ちを認めなければ教訓も得られない。アワードでは選外だ。
