熊本県の女性がかき氷をパクついているのを、ニュース番組で見た。はじめは笑顔だったが、徐々に表情が崩れていく。「こんなことで感動するなんて」と涙ぐんでおられた。
絵の具のような緑色の液体がかかった昔ながらのかき氷だ。これを食べて、涙するなんて考えもしなかったことだろう。断水、停電、不便な避難生活に酷暑が追い打ちをかける。
豊川市の企業がトイレとシャワー、流し台などが一体になった救援設備を熊本県に持って行き、現地の人に喜ばれたそうだ。被災以来、初めてのシャワーだという人もいたそう。
車中泊で過ごしていた女性が亡くなったと報じられ、胸が締め付けられる。高齢の人ほど、自助の意識が強い。それだけ避難所が万全でないということか。
東日本大震災のときは「千年に1度」の被害と言われた。しかしもはや十年に1度と言っても過言ではない。大地震の発生を大前提にして、各地で避難所のあり方を考え直すときだ。
