梅雨明けを前に夏本番を思わせる暑さが続く。夏の代名詞、ヒマワリが咲く季節。渥美半島の先端に近い田原市堀切町では今年も、住民有志が育てたヒマワリの花摘み体験が始まった。
日本一の花の産地でありながら観光客が花を目にする機会が少ないため、住民らはかつて沿道から見られた花畑を再現し、持ち帰ってもらう活動を続けている。
温室栽培が主流の現代だが、昭和30年代には道路から花畑を見ることができたという。原風景を記憶にとどめる住民らは5年前から年2回、季節の花を育ててきた。
会員は23人。高齢ながら、〝重労働〟の草取りをこなし、暑さ、寒さの中での活動を続ける。継続できる理由は一体どこにあるのか。
「集まってみんなで和気あいあいできること」と代表の牛田久美夫さん。花畑を楽しみに待つリピーターの存在も励みという。自分たちが楽しみながら地域に貢献する姿勢こそ、息の長い活動の秘訣だろう。
