屋外夜間照明設備の所有市内3小中学校/利用対象者で豊川市/夏場夜間スポーツ活動推奨で需要増も
2025/05/17
夜間にサッカーなどの活動が行われる御津中学校
豊川市は今年度から、屋外夜間照明設備がある市内3カ所の小中学校の利用対象者を、全校区の団体に拡大した。これから迎える夏季は気温が下がる夜間のスポーツ活動が推奨されるだけに、需要が高まりそうだ。
市内でグラウンドに夜間照明設備がある小中学校は、全36校のうち御津中学校、音羽中学校、小坂井東小学校のみ。これまではこの3校の通学区域内に住所を持ち、10人以上の団体登録をしている人が利用申請可能だった。4月からはほかの校区にも対象を広げ、全校区の団体が利用できるようになった。
御津中は御津、代田、金屋の各中学校区、音羽中は音羽、西部、中部の各中学校区、小坂井東小は小坂井、一宮、南部、東部の各中学校区の団体が利用できる。申請するタイミングは校区ごとで異なり、御津中は御津体育館で、音羽中は音羽庁舎内の市教育委員会スポーツ課で、小坂井東小は小坂井B&G海洋センターで受け付けている。
3月定例市議会で早川喬俊市議がこの件を取り上げ、夜間照明がある学校の校区の団体のみに利用が限られることに、一部から「不公平だ」という声が上がっていると指摘。大江孝一教育長は、照明がある学校が極端に少ないこと、利用状況3校とも余裕があることを理由に、利用制限を緩和する考えを示していた。