世界中へ「最高にワクワクするお菓子を」/河合社長が意気込み 社員代表らの意見発表も
2025/06/26
出席者を前に意見を発表する社員代表ら(ロワジールホテル豊橋で)
「ブラックサンダー」などのチョコレート菓子メーカーで、豊橋市に主工場を持つ有楽製菓(河合辰信代表取締役社長)は24日、同市藤沢町のロワジールホテル豊橋で70周年記念式典を開き、社員やOBら約300人が出席した。
河合社長は、創業から70年の歴史を振り返り、販売不振で一度は生産中止に追い込まれたブラックサンダーについて、味を信じた九州担当の社員の情熱で復活したこと、体操五輪の内村航平選手が大好物と明かしたことで爆発的ヒット商品になったことを挙げて「アジアや米国に展開しているが、世界中で当たり前に手にできる状態にしたい。私たちが自信を持ってお勧めする、最高にワクワクするお菓子を世界中に届けていきましょう」と呼びかけた。
そして、ブラックサンダーに続く新たなブランド商品を開発する必要性も訴え「日本に有楽製菓があって良かったと思われる、そんな最高の会社を目指しましょう」と話した。
式典では、功労のあったOBへの表彰や、社員代表による発表もあり、豊橋夢工場生産一課の三井麻衣さんはシニア向けのCM制作を提案し「バックミュージックの演奏をして高校時代のバンドマンの夢をかなえたい」、同生産二課の村田慎悟さんは「生産と保全の二刀流で有楽の大谷翔平を目指したい」と意気込んだ。