ある時は生産者―その正体は…/着ぐるみやコスプレでキャラ確立
2025/04/28
(前列左から)オオバボーイ、けっぴー、なっぴー(後列左から)バナナイト、あっぱらまん、いなりん、オオバボーイネオ、スイポテマン
豊川市には農産物を中心に多くの特産品がある。生産者らは着ぐるみやコスプレでキャラクターを確立し、市内外のイベントなどに出店してPRする。アスパラガス、大葉、キクラゲ、サツマイモ、バナナのキャラを紹介する。
【あっぱらまん】 アスパラガスを栽培する中村アスパラ園の中村毅さん。大木町山ノ奥の直売所には朝採れの新鮮なアスパラガスを求めて行列ができる。秋、冬販売のアスパラ入り肉まん「あっぱらまんのあっぱらまん」も人気。元社会人野球選手の中村さんは野球教室で子どもたちを指導することも。
【オオバボーイ&オオバボーイネオ】東三温室園芸農協公認。大葉を栽培する謎の覆面レスラー。学校で出前授業をしたり、イベントで掛け合い漫才をしたりして笑いを交えて大葉の魅力を発信する。掛け声は「オッバー!」。
【けっぴー&なっぴー】市内でキクラゲを栽培する喚田(よびた)恵子さんの口から生まれた妖精けっぴー。その口から生まれた娘のなっぴー。キクラゲを模した頭部とピンクの衣装で大人気。豊川稲荷門前の「甘味処よび田屋」ではキクラゲの粉末を加えたわらび餅や白玉団子などを販売する。
【スイポテマン】赤坂町で、無農薬・無肥料で甘いサツマイモを栽培する筧勝巳さんが変身。地域の子どもらを畑に招き、収穫だけでなく苗付けからの体験を提供。「今後は首都圏などからも来てもらい市内への移住促進にもつなげたい」と話す。
【バナナイト】市内で初めてバナナ栽培を始めた早川知行さんが扮(ふん)する。秋前から出荷する「ほのくにバナナ」は輸入品と違い農薬は一切使わず「無農薬の安心安全なバナナを食べて皆さんの体と健康を守るのが騎士(ナイト)の役目」と意気込む。