中部ガスが決算発表

2002/02/26

 中部ガス(中村捷二社長)は、25日午後2時半から豊橋商工会議所で平成13年12月期の連結決算を発表した。それによると経常利益は8億9千8百万円となったが、同社の退職給付金引当、時価会計導入などで27億9千8百万円の特別損失を計上し、当期純利益は10億3千百万円の赤字とした。

 同社の連結子会社は2社増えて9社、持分法適用関連会社は3社減って15社だった。売上高は272億9千5百万円(7.5%増)、営業利益9億9700万円(21.3%減)、経常利益8億9千8百万円(40%増)だったが、当期純利益は10億3100万円のマイナスとなった。
 経常利益の大幅増加は、持分法子会社のガステック、サーラ住宅、中部の業績に支えられたもの。

 単体の同社決算は売上高235億5900万円(4.6%増)、営業利益7億6100万円(21.0%減)、経常利益6億8100万円(17.7%減)で当期純益は12億円の赤字だった。

 赤字は、約12億円の退職給付金引当や金融商品会計基準の時価会計を導入したため。
 豊橋地区に続いて浜松地区の天然ガス転換を進めている同社は、すでに同地区の約45%の転換作業を終えており、豊橋と浜松を結ぶ天然ガスの基幹パイプライン工事を終え、大きな設備投資が一段落したことから、来期は、為替相場の変動があるものの通期で243億円と約6億円の売上増加を見込み、純利益も8億円と黒字に戻すとしている。

 連結では、通期で売上高288億円、経常利益10億円、当期純利益5億円を予想している。

 なお、同社の株式配当は「今期の赤字は、会計処理の変更に伴うものであり、業績の悪化でない」との判断から、中間、期末ともに2円50銭を維持する。

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