風針

 長期予報によると、今年も全国的に猛暑になるらしい。信州でも、北海道に行っても暑そう。日本中どこに逃げても暑さを避けられそうにない。

 暑さから逃れる「避暑」が難しいなら、風情ある涼しさを味わい、工夫を凝らして暑さを忘れる「納涼」を楽しもう。豊橋では、ずばり「納涼まつり」と称する「夜店」が先週、7年ぶりに復活した。

 大正時代から続く、豊橋の夏の風物詩。6月の週末、夜店にはにぎやかな屋台が並ぶ。子ども達は冷たい飲み物やかき氷で体を冷やし、お化け屋敷に入って冷や汗をかく。

 大人には今日から「納涼ビール電車」が走り出す。市電に揺られながら飲み干すキンキンに冷えた一杯が、昼間の暑さを忘れさせる。市電を大切にしてきた豊橋ならではの納涼だ。

 記録的暑さだった昨年8月、最高気温の平均は、36・6度もあった名古屋に対し、豊橋は3度も涼しい33・8度。遠方の知人には、〝納涼のまち豊橋〟へ避暑を勧めたい。

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