「何度大きな震災を経験してきても毎回同じ課題が話題になる」とは、ある動画配信者の言葉。決して非難めいた話ではなく、地震の「破壊力」に改めて畏怖を感じたというもの。
東三河からも支援の輪が動き出した熊本地震。電気などのインフラ、物流などに大打撃。さらに連日の猛暑が心身を削っていく。被災地の人々の苦境は想像を絶する。
生活再建の一歩となる罹災証明申請も始まったが規模が規模だけに処理が追いつかない。受付窓口を拡大しても、きょう明日解決できるものではないだけにもどかしい。
ただ、2016年にも大きな震災に見舞われた時の経験が不幸中にも生きていて、苦しい中でも冷静に、状況に合わせて工夫しながら対応する人々の姿に光明も見る。
備え万全と慢心せず、〝使えなくなる〟ことを前提に、日頃の備えが災害時どこまで機能するようにしておくか。強大な災害が相手だ。遅々とした〝進化〟でも万一の際には大きな力となろう。
