風針

 果てしない宇宙の神秘と、世界中で愛されるキャラクターが出会う場所がある。豊橋市自然史博物館で今週開幕した「ポケモン天文台」。約14万人を動員した前作に続く巡回展で、12月6日までの会期で開催されている。

 会場には惑星と似た特徴を持つポケモンの立体模型や望遠鏡などがそろい、学びを深められる。画面上で月や太陽の重力を体感できるコーナーもある。

 圧巻は世界初公開となる約4億7000万年前の「隕石の化石」だ。米国の博物館から借り受けた品で、太古の飛来物とオウムガイの仲間が同じ岩石に並び眠る姿は悠久のロマンを語りかけてくる。

 JAXAの探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの砂など貴重な学術標本と人気者の共演は、世代を超えて人々の知的好奇心を揺さぶる。

 秋空の下で得られる数々の発見は、子どもたちが天文学や科学の不思議に興味を深める絶好の機会となるに違いない。

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