風針

 普段何気なく立ち入る身近な草むらや畑に、目に見えぬ脅威が潜んでいる。豊橋市内で3例目の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生が報告された。患者は農作業で草むらに入った80代女性で、発熱や下痢などの症状が確認された。

 SFTSは主にウイルスを保有するマダニにかまれて感染し、活動期の春から秋に危険性が高まる。初期症状は発熱や全身倦怠感で、重症化すると死亡する事例もあるため油断は禁物だ。

 マダニ以外にも、感染した犬や猫など動物の血液や唾液に触れると感染する可能性もある。また野生動物への接触は控え、動物に触れた後は手洗いを徹底したい。

 予防には長袖、長ズボンの着用で肌の露出を減らし、虫よけ剤や帰宅後の入浴が有効だ。万一かまれた際は無理に抜こうとせず、皮膚科などの医療機関を受診しよう。

 かまれた後の数週間は発熱などの体調変化に留意し、異変があれば速やかに受診して身を守りたい。

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