風針

 2時間ドラマをめっきり見なくなった。実際、放送枠も減っているようだ。

 なかでもサスペンスドラマはひところの過剰供給を経て、なんとも寂しい限りだ。BSやCSで、フィルム撮影の古色蒼然(そうぜん)たる再放送を見ると、懐かしさにしみじみする。

 テレビ愛の強さは、昔と違って、お年寄りと若者とで逆転したのではないだろうか。「テレビっ子」という言葉からして、すでに昭和の香りがする。テレビを持っていない20代、30代を何人も知っている。もちろんお金がなくて買えないのではない。

 地上波の規制の多さから、インターネットテレビに活路を見いだす向きもある。視聴料を取る衛星放送局で、続々と良質なドラマが作られているのも事実だ。

 今年の流行語大賞にノミネートされた「忖度(そんたく)」ではないが、現代のクリエイターの多くは広告主の意向を慮らなければならない。「制約があるからこそ、面白いものができる」という人もいるが。

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