風針

 東三河の暮らしや産業を支える豊川用水。昨年8月から今年4月までの節水対策の記憶も新しい中、地域では再び雨の少ない状態が続いている。

 東三河最大の「水がめ」である新城市の宇連ダムでは、降雨量の少なさから貯水率の低下が続いている。ようやく制限が解除されたのもつかの間、再び水資源の危機が忍び寄る。

 これほど頻繁に渇水に見舞われる現状を思えば、水不足は「たまたま雨が少ないだけ」と楽観視せず、「常態化」しつつある可能性を考慮すべきではないだろうか。

 もし渇水が日常の脅威となり得るならば、私たちの意識もアップデートが必要だ。制限が呼びかけられてから行動するのではなく、市民一人一人が「常に節水する」習慣を持つべきだろう。

 水は決して無限ではない。恵みの雨を待つだけでなく、日頃から資源を慈しみ大切に使う姿勢を地域全体で定着させることが、東三河の未来を守る確かな一歩となるはずだ。

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