風針

 「国際幸福デー」に合わせて国連などが20日に発表した「世界の幸福度ランキング」で、日本は昨年より順位を下げ61位。驚きもしないが、主要7カ国で最下位だそうだ。

 英語圏はトップ10圏外。共通して25歳以下の若者たちの幸福度が大きく低下していることも大きな要因だという。

 面白いのが、SNSやゲームに時間を費やしている傾向にあるほど、幸福度が低いという分析。確かに、ネット空間ほど〝他者〟から叩かれやすく、否定的感情、むき出しの悪意にあふれた世界も珍しい。

 だれとでもつながれる〝世界〟であるはずなのに、「顔」なき人々の悪意一つで人種、宗教、イデオロギーを巻き込み、国や人々の〝分断〟の遠因ともなる。

 最近、AIへ依存する若者も増えてきた。相談事はAIへ。傍らにいる友人・家族らにではなく、スマホの画面へ〝語りかける〟光景は少し異様だ。人の温もりから遠ざかる人類。「幸福」をいつまで語ることができるのやら。

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