「敬老の日」に関する今週の記事で、今年度100歳を迎える人が豊橋市に126人いると紹介されていた。去年から9人増え「人生百年時代」が近づいているようだ。
ただ、本当にそんな超長寿社会が来るのなら、老後に備えた十分な蓄えや医療、福祉など社会制度の見直しも必要。喜ばしくもあるが、不安も拭えない未来だ。
だが、それも杞憂のようで、米イリノイ大が発表した研究では、長寿国の平均寿命の延びは今後鈍化し、今世紀中に100歳まで生きる人は女性で15%、男性で5%を超えることはないという。
今年発表された日本人の平均寿命は、男性81・09歳で女性は87・13歳。女性は40年連続世界一だが、今後大きな延びはなさそう。
延ばすべきは「健康寿命」。健康上の問題で日常生活が制限されることなく生きられる年齢で、3年前の調査で男性72・57歳、女性は75・45歳。思ったより「短命」だ。こちらまだ延びる余地がありそうだ。