朝日新聞記者の三浦英之は2011年3月11日に起きた東日本大震災の直後の一年間、宮城県南三陸町で暮らし、「南三陸日記」を著した。
三浦は取材でモンゴル青年にあった時、「あの大震災で何人の外国人が亡くなったのでしょうね? 日本政府はいまだにその正確な数をつかめていないと聞いたことがあるんですが」と問われた。
厚生労働省は韓国、中国、米国、その他の国を含めて41人、警察庁は33人の犠牲者を公表しているが、復興庁は外国人が住民基本台帳の対象になったのは震災後であるからどちらも正しい―という。
東日本大震災では世界各国から3700億円超の義援金が寄せられている。三浦は津波で亡くなった外国人たちを取材することを思い立った。
英語教師だったアメリカ人のテイラー・アンダーソンは石巻市で犠牲になり、両親は被災地の学校に英語の本と本棚を寄贈、3人の子を亡くした遠藤伸一はその製作に当たった。
