コンビニの「生みの親」と称されるセブン&アイ・ホールディングス名誉顧問の鈴木敏文さんが先月、93歳で亡くなったと報じられた。
セブン―イレブンの黎明(れいめい)期、鈴木さんがおにぎりを売り出そうとしたら「家で作れる物が売れるわけがない」と反対されたそうだが、結果は周知の通り。
お年寄りがチルドやレトルトの総菜を買う姿も頻繁に見かける。「外食や買い食いはだらしない」ととがめられた世代とお見受けするが、そうした方々をも納得させるおかずが用意されている。
その分、スーパーへ行く機会が減った。消耗品はドラッグストアで買うことが増えた。それを象徴するように、近所の閉店したスーパーの跡地にはドラッグストアが建っている。
それでいて繁盛しているスーパーは、行くたびに売り場に変化があってワクワクする。鈴木さんの座右の銘は「変化対応」だったという。時代を生き抜く普遍的なキーワードだ。
