ようやく秋らしい日が多くなってきた。全国屈指の農業地帯であるここ東三河では、特産品のキャベツなどの植え付けが進む光景が目に入る。
先日、地元の小学生や園児らが、早春に黄色いじゅうたんを広げる菜の花の種まきをした。小さな手に泥をつけながら土とたわむれる姿は、未来の命を育む頼もしい一歩そのものだった。
一方で、作業にいそしむ子どもたちの姿を見ていると、その少なさが気になった。各地の秋祭りや行事でも担い手となる子どもたちが少なくなっている現状に直面し、少子化の波を強く実感させられた。
それでも、各地域では地元の大人たちが工夫を凝らし、行事の灯を消さぬよう活気を保っている。
少子化や高齢化は、どの地域も抱える重い課題。行政もさまざまな施策を打ち出しているが、決め手はない。先の話や他人事と片付けず、まずは地域に暮らす私たち一人一人が足元の現実として受け止め、行動につなげたい。
