風針

 ケーズデンキ創業者の加藤馨名誉会長は1917(大正6)年、神奈川県旧千木良村(現・相模原市)で三男二女の末っ子として生まれた。

 1937(昭和12)年1月、第一師団甲府歩兵第四十九連隊に入隊した加藤はソ連と満州の国境警備に当たり、北支派遣軍の暗号班長として山東省済南に赴いた。

 暗号班長を2年半務めたあと、水戸の航空通信学校に進んだ加藤は卒業と同時に第六飛行師団通信隊長としてラバウルに向かった。43年9月、帰国して航空士官学校教官となり陸軍中尉として終戦を迎えた加藤は戦後、ラジオを修理する電気店を始めた。

 松下電器のナショナルショップから混売店に転換した加藤電機商会は昭和48年、カトーデンキとなり有力な家電量販店に成長した。2002年には東証一部上場を果たし、100万円出資した従業員評価額は8億円になっていた。

 立石泰則は「戦争体験と経営者」(岩波新書)で戦争体験の意味を問うている。

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