アジサイの季節だ。各地の名所から開花や見頃の便りが届く中、東三河にも新たに「渥美あじさいの森」が誕生した。
渥美半島の先端に近い田原市小塩津町。アジサイ(鉢植え)の一大生産地に5月30日、オープンした。約100種、約6000株が植えられている。
パターゴルフ場の跡地で、15年ほど前に生産者らがアジサイを植えたが、本業もあって、うまく定着しなかった。地元の住民有志が立ち上がり「あじさいの森」を計画した。
荒れた土地の造成や、生産者の協力で不要になった親木を活用して育てたアジサイの植栽など、手探りで汗を流すこと4年余り、開園にこぎつけた。
水やりを担当してきた元鉢花農家の男性(58)は、近年の猛暑に苦労したという。今年も暑い夏が訪れる気配で、過酷な管理が続きそうだが、「株が大きくなり、一帯が観光地になることを夢見ています」。愛情をたっぷり注がれた株の成長が楽しみだ。
