風針

 ここ数日、暑い日が続くがそこは初夏。日差しを除けば爽やかで、肌にジワリ浮かぶ汗もまだ心地よい。とはいえ、あす以降は湿りがちな日が続くようだ

 湿りがち、といえば物価高の影響もあって耳に入ってくる情報も「節約」や「我慢」といった具合のワードが多く、消費マインドに明るい兆しなくカラっとしない

 景気が良いのは株価関連の報道くらいか。ホクホク顔の投資家たちのコメントの一方で、急激な展開に危惧の声も。「好事魔多し」のひと言に、嫌な湿り気を感じる

 「うちしめり菖蒲ぞかをるほととぎす鳴くや五月の雨の夕暮れ」(藤原良経)という風情ある和歌があるが、国内外いずれもギスギスした世上。和歌のようにはいかないか

 きょう陰陽道では「天一天上」。どの方角へ出かけても災いがないそうだが、悪口や揉め事は禁忌とか。ならばカラっと愛でも語ろうか。「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟」(与謝野晶子)。

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