風針

 豊橋駅前にある豊橋市まちなか図書館は「知と交流の創造拠点」を標榜し、本の貸出施設を超えて市民の活動や会話が自然に交差する「街のリビング」のような存在だ。

 7月は同図書館を会場に、夏休みを控えた子ども向けプログラムが充実している。移動プラネタリウムの投映や学生が宿題を応援する「まちなか夏休み教室」、不用品を再利用したエコ貯金箱作りなど、好奇心を刺激する催しが目白押しだ。

 大人の学びや交流も幅広い。留学生との交流会や地元企業の中央製乳を招く人材育成イベント「ジェネカフェ」、理学療法士による健康講座、経営相談まで、その分野は多岐にわたる。市制施行120周年記念の写真展「豊橋の景観」も必見だ。

 知識の吸収にとどまらず、多様な人々と情報の交差点となるこの空間は、街の新たな熱源といえる。

 この夏、新たな発見や出会いを求めて、まちなか図書館を訪れてみる価値は十分にある。

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