風針

 東三河の生活を支える豊川(とよがわ)用水で、再び5%の節水が始まった。制限解除からわずか4カ月。私たちは再び水不足という、つらい現実に直面している。

 原因は深刻な雨不足だ。水源の貯水率は平年の半分程度にまで低下し、主要な宇連ダムでは、岩肌がむき出しになりつつある。その光景からも状況の厳しさが伝わってくる。

 今春まで8カ月も続いた渇水の記憶は新しい。貯水率が一時ゼロとなり、底からポンプで水をくみ上げる事態になった。あの経験を教訓として生かしたい。

 蛇口をひねれば当たり前に出る水。しかし、それを支えるダムの水量は、雨が降らなければあっという間に減ってしまう。水資源は決して無限ではないと、改めて痛感させられる。

 暑い時期なので健康や衛生面に注意しながら、無理のない範囲で節水に努めたい。1人ひとりの思いやりある行動が、地域の水を守る。小さな心がけから皆で取り組もう。

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