「アムール・デュ・ショコラ」14日まで/百年柿園ベル・ファーム×佐野恵美子シェフ
2024/02/12
名古屋タカシマヤで佐野シェフ(左)と鈴木美有紀さん
次郎柿とチョコとの出会いが実現―。名古屋駅直結、ジェイアール名古屋タカシマヤで開催中の日本最大級のチョコレートの催事「アムール・デュ・ショコラ」で、百年柿園ベル・ファーム(豊橋市石巻小野田町、鈴木義弘代表)の次郎柿ジャムを使ったチョコレートが販売されている。14日まで。
次郎柿ジャム入りチョコは、「レ トロワ ショコラ」が名古屋店のみ数量限定で販売する「バレンタインコフレ」9粒入り商品の中の一つ。中央のハート型ショコラで、日本人女性として初めてパリにチョコレート専門店を出店した佐野恵美子シェフが手がけた。
アムール・デュ・ショコラの今年のテーマは「出会い」。農水省プロジェクト「農業女子」を務めるベル・ファームの鈴木美有紀さんのもとへ、タカシマヤのバイヤーが話を持ちかけたのがきっかけで、今回のコラボが実現した。
佐野シェフの今年のテーマは「繋(つな)がり」だが、彼女自身も、福岡県博多の名店「チョコレートショップ」の3代目ということもあり、ベル・ファームが100年以上続く柿農家という部分にも共感を覚えたそう。実際に農園を訪れ、次郎柿ジャムも試食し、そのおいしさに納得。力強い次郎柿のコンポートとガナッシュを合わせたチョコを「百年柿園の次郎柿」と名付け、ハート型に仕上げて箱中央にすえた。
鈴木美有紀さんは「いつかアムール・デュ・ショコラのチョコで百年柿が使われたらいいなと淡い夢を抱いていたが、実現して本当に夢のよう。柿農家に嫁いでずっと頑張ってきたかいがあった」と話した。