地域の活性化に大きく寄与/振興と向上に貢献したことが評価
2024/03/13
アンドレア・シェニエの公演の様子(提供)
愛知県は12日、市民による本格的なオペラを上演する豊橋市を中心とした市民団体「三河市民オペラ制作委員会」を県芸術文化選奨に選んだと発表した。
受賞理由として、三河地域から全国に誇れるオペラ文化を作り上げ、地域の活性化に大きく寄与して県の芸術文化の振興と向上に貢献したことが評価された。
鈴木伊能勢委員長は「長年の活動が地元に評価されたことは本当にうれしい」と喜んだ。そのうえで「委員会メンバーだけでなく、出演者、スタッフ、ボランティア、ほか関係者、観客の皆さんと受賞を喜び合える関係性を築いてこられたことが財産」と感謝し、「全員で受賞の喜びを分かち合いたい」と語った。
委員会は2006年の「魔笛」を皮切りに、09年の「カルメン」、13年の「トゥーランドット」、17年の「イル・トロヴァトーレ」、昨年の「アンドレア・シェニエ」と5回にわたり、いずれも市内でオペラ公演をしてきた。ほかにオペラセミナ―やオペラコンサートも多数開催している。
このうち「アンドレア・シェニエ」は昨年11月、「第10回JASRAC音楽文化賞」を受賞している。