市景観重要建造物に指定

豊橋市民俗資料収蔵室と西駒屋

2024/03/17

豊橋市民俗資料収蔵室

 豊橋市は13日付で、同市民俗資料収蔵室と西駒屋を景観重要建造物に指定した。

 市によると同市民俗資料収蔵室は、もとは1944年に建てられ54年に増築された旧多米小学校の校舎。小学校が現在地に移転した後の78年に開館した。

 平屋建ての市内に唯一残った木造校舎と背後の山並み、校庭の景観が昭和の小学校の雰囲気を醸し出す。「古多米(ふるため)」の愛称で呼ばれ、映画のロケ地にもなっている。2016年には国の登録有形文化財に登録された。

 二川宿にある西駒屋は主屋、門、離れ兼倉庫と連なり、明治後期から近年まで醸造業を営んでいた。現在も創業家が住む。個人所有の建造物を指定するのは市として初めてという。

 旧東海道を挟んで、昨年度指定を受けた江戸時代の大名などの宿「二川宿本陣」と庶民の宿だった旧旅籠屋「清明屋」の向かい側にあり、宿場町の風情を今に伝える。14年に国登録有形文化財になった。

 同建造物指定は地域の良好な景観形成の核として、保全と継承を図ることを目的としている。

西駒屋

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豊橋市民俗資料収蔵室

西駒屋

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