豊橋創造大学が広小路に店

2001/12/16

広小路通りの空き店舗活用で開店した大学生の店

 豊橋創造大学(鈴木安昭学長)は、豊橋市広小路通りにチャレンジショップ「PASAR TOYOHASI(バザール・とよはし)」(同市広小路一丁目)を設置、十五日午後一時から開店した。

 起業家マインドの養成をめざしている同大学が、実践的な教育への取り組みとして中心商店街の空き店舗活用で「中小企業論」「経営管理論」「経営戦略論」などの関連講義科目の教育効果をねらっている。

 豊橋まちなか活性化センターの空き店舗対策事業の支援で三年間の家賃三分の一補助と店舗改装費用の一部助成を受けており、活性化が叫ばれている広小路商店街の中で学生たちが経営する同店舗の元気経営に期待が集まっている。

 開店した店舗は床面積五十三平方?で香水と香り雑貨販売と紅茶販売の二業種。同時に大学のゼミナールや経営実践する学生と地元商店街の人たちとのコミュニケーションの場も確保した。

 このチャレンジショップ設置は、同大学で一年以上前から担当教授らが中心に検討を行い、学生から出されたアイデアを選考、紅茶の販売を採用した。香水の販売は、同大学大学院生の本城太栄さんが、七月にときわ通りに開店した「ときわパレット」の「MK」を移転する形で出店した。

 本城さんは「大学の講義で“すきま産業”があると聞いていた。香水の価格は、首都圏では安い。その価格を豊橋でもと調査を行い、経営見通しを建てて始めたが、地元同業者や卸関係者、メーカーなどとのつながりが広がって手応えを感じている」と少しずつ自信を高めている。

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