女子プロレス界席巻!

豊川市出身の稲葉ともか、あずさ選手/後楽園ホールでメインイベント 姉妹でタイトル戦実現/母の夢を受け継ぐ

2024/03/26

後楽園ホールで姉妹対決に臨んだともか選手㊨とあずさ選手

 稲葉シスターズが女子プロレス界を席巻している。豊川市出身の稲葉ともか選手(21)と妹あずさ選手(16)が今月、格闘技の「聖地」後楽園ホールでのメインイベントで姉妹対決に臨んだ。格闘一家に生まれた2人の挑戦に注目だ。

 所属先のJTOが主催する年明けのタイトルマッチで女王に返り咲いた、ともか選手。今月1日、後楽園ホールのリングで防衛戦に臨んだが、相手はデビュー1周年を迎えた妹あずさ選手だ。

 打撃の応酬から互いの足を封じ込める攻防を繰り広げると、一時は劣勢に立たされたともか選手はカウンターキックで迎撃。最後は「一撃必殺ともか蹴り」がさく裂してギブアップを奪い、姉の貫禄を見せつけた。

 3歳から父恵昭さんが主宰する道場で空手を習ったが、母民江さんとプロレス観戦するようになると、母に打ち明けられた過去に心を動かされた。「お母さんはプロレスラーを目指していたけど、交通事故の後遺症で夢をかなえられなくなった。その話を聞いた時、私がお母さんの夢を継ぎたいと思いました」。

 けがもあったが、TAKAみちのく選手にスカウトされ2019年夏、16歳でデビュー。各大会で場数を踏み、男子選手にも果敢に挑んだ。「女性よりも男性を倒した方が、満足度が違うんです」。少女時代に一目ぼれしたという鈴木みのる選手とのマッチも実現した。

 妹あずさ選手も影響を受け、姉より早い15歳でデビュー。今年5月5日の名古屋大会(枇杷島スポーツセンター)での名古屋大会にはそろって凱旋(がいせん)出場する。

 当初は「大反対した」という恵昭さん。今はファンとして、「2人でもっと活躍して、プロレスを通じて豊川をもっと広めたい」と意気込む2人の挑戦を見守っている。

あずさ選手にキックを見舞うともか選手㊥

ともか選手にバックドロップを繰り出すあずさ選手㊦

2024/03/26 のニュース

後楽園ホールで姉妹対決に臨んだともか選手㊨とあずさ選手

あずさ選手にキックを見舞うともか選手㊥

ともか選手にバックドロップを繰り出すあずさ選手㊦

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