新「設楽中学校」がスタート

1校に統合、装い新たに新学期迎える

2024/04/06

新入生に声をかける松井さん(右の女子生徒、設楽中で)

 名古屋市を除く県内の公立中学校で5日、入学式と始業式が行われた。設楽町では、町内1校に統合された設楽中の新年度がスタート。制服も今年度からブレザータイプに切り替わり、新入生を含めた生徒85人は新たな装いと気持ちで1学期を迎えた。

 伊藤賢修校長は、式辞で「新しい制服を着た皆さんの姿を見ると、新たな設楽中の歴史が始まったことを実感します」と指摘。「自分から進んで意欲的に行動することで、心と体を大きく成長させてください」と期待を示した。

 生徒会長の松井柚子葉さん(3年)は、21人の新入生に「私たちが優しく親しみやすい先輩になります」と言葉をかけて歓迎。「(閉校した)津具中の伝統を引き継ぎながら、礼儀や挨拶を大切にしていきます」と心構えを語った。

 設楽中と津具中では昨年度、生徒が合同で授業や部活をする機会を設けるなど統合の準備を進めてきた。また、津具中で盛んだった剣道部が設楽中に新設された。

 制服は、町内にある県立田口高校と同じ物を採用。スラックスかスカートを選べるジェンダーレスのデザインで、2、3年生については町が費用を負担した。

 設楽町では他に田峯小の閉校があり、今年度から4小1中となった。ただ少子化の進展により、統合先の田口小でも3年後には複式学級が始まる見通し。今後、さらなる再編が課題となりそうだ。

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