竹島海岸 潮干狩り大盛況

天候不良など重なり不漁/開場日程は大幅に短縮

2024/04/29

竹島へと続く浅瀬を埋め尽くす潮干狩り客(蒲郡市竹島町で)

 ゴールデンウイーク2日目の28日、蒲郡市竹島町の竹島海岸は潮干狩りを楽しむ観光客らでにぎわった。

 竹島海岸では干潮になると、三河湾に浮かぶ竹島までの約400メートルが浅瀬になる。この日は潮が大きく引いた午後2時ごろ、人出がピークとなった。訪れた人たちは熊手を盛んに動かし、貝を掘り出していた。最高気温は25・7度と6月上旬並みの陽気となった。

 静岡県富士市から長女、次男と一緒に訪れた保育士の女性(45)は「あまり採れなかったけど、いいお天気で楽しめた」と笑顔だった。

 蒲郡漁協竹島支所によると、この日は約4000人が訪れた。ただ今年はアサリが不漁で、日程を大幅に短縮せざるを得ないという。

 酒井正一支所長(69)は「6月の大雨や海水温の上昇、苦潮(にがしお)などが重なってアサリが半減した」と苦しい胸の内を明かす。潮干狩りの開場日は来月にかけて11日間と、例年の3分の1ほどに減らす決断をした。

 愛知県は全国最大のアサリ産地。市内には7カ所の潮干狩り場がある。竹島海岸では5月26日まで。料金は1500円(2キロまで)。採取時間は市観光協会のホームページなどで確認できる。

2024/04/29 のニュース

竹島へと続く浅瀬を埋め尽くす潮干狩り客(蒲郡市竹島町で)

有料会員募集

今日の誌面

きらり東三河

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP