巫女舞いや餅投げなども/萩原神社祭礼にぎわう豊川
2024/04/29
囃子に乗って踊る獅子舞神楽(豊川市御津町で)
豊川市御津町赤根の萩原神社祭礼が27、28両日に開かれ、2日目には呼び物の獅子舞神楽が披露された。
今年は子ども神楽が中止されたが、若い男たちが着物をまとって獅子舞となり、笛や囃子(はやし)の音色に乗って伝統の舞いを披露。東海道新幹線のガード下を皮切りに、行列と共に赤根地区を練り歩きながら路地や公園で踊り、神社の境内でも見物人の前で披露した。巫女(みこ)舞いや餅投げもあり、町民らの熱気でにぎわった。
この地方では珍しい女獅子は、現在の蒲郡市にまたがる御堂山の山頂付近(御津町金野)に丹野城を築き、悲運の死を遂げた城主を悼んで、江戸時代末期に村人の男が奉納したのが始まりとされる。