2004/03/26
中部ガス(中村捷二社長)は25日、浜松地区の天然ガス転換業務を終了したと発表した。天然ガスに転換したのは、12万3930戸で豊橋地区と合わせて計20万4700戸の都市ガスをすべて天然ガスに転換できた。
静岡県の浜松、浜北岩田の3市と細江、豊田、福田の3町で平成12年5月17日から都市ガスの天然ガス転換作業を開始、3年11カ月で完了した。
豊橋地区は、平成8年7月から天然ガス転換作業を先攻着手、8万770戸の作業を完了しており、豊橋と浜松両地区での天然ガス転換作業は7年9カ月かかった。
同社は、地域へのエネルギー安定供給のため、都市ガスを石油液化ガスから天然ガス供給に切り替えた。これにより、排気ガスがよりきれいで環境に優しく、熱効率の高いエネルギーを供給できるようになった。
豊橋と浜松の両地域での都市ガス供給は、昨年末現在で豊橋地区8万7621戸、浜松地区12万6485戸で計21万4106戸。総売上高は245億円。
この浜松地区天然ガス転換作業終了で今後は、東海地区共同熱量変換事業を支援する。対象は、桑名市営ガス、名張近鉄ガス、津島ガスで同社の天然ガス転換ノウハウと人員90人を1年9カ月の期間で派遣する。