冬の情景テーマの作品並ぶ

日本画や洋画、軸ものなど展示/名豊ギャラリーで収蔵品展

2019/12/06

「花祭」㊧を紹介する加藤所長(中部ガス名豊ギャラリーで)

 郷土作家の冬の情景をテーマにした作品を中心にサーラグループ収蔵品を展示する「収蔵品展 冬物語」が来年1月15日まで、豊橋市駅前大通2の中部ガス名豊ギャラリー(開発ビル9階)で開かれている。12月28日~1月5日と日・祝日休館。入場無料。

 展示作品は、日本画、洋画、鉛筆画、写真、軸ものなど24点。江戸時代末期から2000年代初めの作品が飾られた。

 見どころとなるのは、野田弘志さんの鉛筆画「風蓮川」。1980年代の新聞連載小説挿画に使われた細密画で、野田さんの超写実表現の原点が垣間見える。

 また、1965年にこの地方で書道団体華墨会を創立した書家・大澤華空さんの日本画「豊橋鬼まつり」は、書家が描いた貴重な作品が楽しめる。

 そのほか、日本水彩画会豊橋支部の重鎮だった冨安昌也さんの60号水彩画「一月の富士」や、市内にあった豊橋グランドホテルのロビーに飾られていたという市川晃さんの油彩画「花祭」、当地方で立ち上がった絵画団体「白士会」の創立会員として活躍した伊東隆雄さんの80号日本画「雪に戯れる」なども飾られた。

 ギャラリーの加藤基吉所長は「ジャンルや時代を超えたコレクション展をぜひ、お楽しみください」と来場を呼び掛けている。

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