豊川市桜ヶ丘ミュージアムで美術セミナー/古川氏が講演
2025/04/28
作品を解説する古川秀昭氏(桜ヶ丘ミュージアムで)
豊川市桜ヶ丘ミュージアムは、1階美術常設展示室で開催している美術ミニ企画展「水辺にて」の関連イベントとして、27日、同ミュージアムで美術セミナーを開いた
「水とその表現」をテーマに、前岐阜県美術館館長で画家の古川秀昭氏(81)が講演した。
市内外から25人が参加し、絵画におけるさまざまな「水」の表現に触れ、作品鑑賞の幅を広げた。
古川氏は、はじめに「水とは何か」を問いかけ、「水はさまざまな比喩や象徴性に富んでいる」と述べた。
その上で、同企画展で展示されている平川敏夫、高畑郁子など11人の作品の水の表現について解説した。
展示作品のほか、熊谷守一や福田平八郎の作品を取り上げ、作家によって異なる水の表現について話した。
古川氏は「水の力や水の表情などを感じながら、作品への理解を深めてほしい」と語った。