サーラが成長戦略描く

2008/01/12

 サーラコーポレーション(豊橋市白河町、神野吾郎社長)は11日、2007年11月期の決算を発表した。採算性の低い取引からの撤退や、豊橋駅前再開発事業(ココラフロント)の開業準備費用の増加などで当期は、減収減益となったが、第3次中期経営計画を策定し、08年11月期以降の成長戦略を描いた。

 連結ベースの売上高は、前期比4・3%減の1380億3600万円、営業利益は同10・8%減の19億6100万円、経常利益は、同11・3%減の26億4700万円、当期純利益は、同68・3%増の16億7100万円だった。純利益が大幅に増加したのは、前期に減損損失や特別損失を出した関係で純利益が大幅に減少していたが、今回はそれがないため。

 1株あたり配当は、中間7円(支払い済み)期末7円の計14円。08年11月期は中間5円、期末5円の年間10円配当を予定している。

 08年11月期は、増収減益を見込む。アニマルヘルスケア事業の拡大や、カーライフサポート事業の伸び、ココラフロント開業が寄与し、売上高は、4・9%増の1449億円。経常利益は、ココラフロント開業準備の費用発生、役員退職慰労金などの関係で49・9%減の13億3000万円にとどまる見通し。

 同社は、10年11月期までの第3次中期経営計画を策定した。

 同社では、サーラグループ全体で消費者向けの「生活総合サポート」と企業向けの「ビジネスサポート」を中心に事業を展開していく。「サーラ」を共通ブランドと位置づけ、顧客との間に長期的に揺るぎない関係を構築することをめざす。

 数値的な目標は、10年11月期で売上高1627億円(07年11月期比17・9増)、経常利益41億円(同54・9%増)、純利益20億円(同19・7%増)。

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