地域スポーツ企画「とにすぽ」 

ラストランで自己新

「山下りの神」小野田勇次が現役引退/29年間の走りに別れ

2026/03/02

ラストランで完走した小野田勇次(写真提供・中央発條)

 小野田勇次(中央発條)が2月の大阪マラソンを最後に、29年間走り続けた現役生活に別れを告げた。豊橋市で生まれ育ち、豊川高校や青山学院大学で華々しい輝きを放ち、実業団でも献身的にチームを支え続けた。

 ◆山下りの神
 小野田の「ラストラン」は、トップから約21分遅れて179位ながら、2時間26分59秒で自己記録更新。最後の直線は膝の痛みに耐えながら必死の走りで完走、これまで応援してくれた人々への感謝とともに、大きな決断を胸に秘めて陸上人生の最後に覚悟の意地を見せた。

 小野田が脚光を浴びたのは、2014年の全国高校駅伝。第4区の快走が原晋監督の目に留まり、青山学院大学で1年生ながら箱根駅伝の第6区に抜てき。4年連続で「山下り」を任され、最終年に史上初57分台の区間新記録を樹立した。

 実業団のトヨタ紡織では、中部予選でトヨタ自動車の連覇を阻む力走が大きな話題となり、2年連続でニューイヤー駅伝に出場した。2023年の愛知駅伝で豊橋市のアンカーを務め、現役最後は中央発條で陸上生活に終止符を打った。

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ラストランで完走した小野田勇次(写真提供・中央発條)

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