中部ガスがタンクの内部検査

2010/07/14

球形ホルダー内部を詳しく調べる作業員

 豊橋の神野新田に並ぶ水色の2つの球形は、中部ガス(中村捷二社長)のガスタンクだ。このうちの1基が、現在、開放検査中。

 このガスタンクは「球形ガスホルダー」という名称。10年に1度の内部検査が義務付けられており、同社では5月から8月まで3カ月かけて綿密な検査を行っている。

 大きさは、高さ約30メートル。10階建てのビルに相当する。容積は、1万1000立方メートル。球形の壁面は、厚さ3センチの鋼板86枚で形作られている。

 鋼板の腐食や溶接部分の傷みなどを調べるため、内部には大きな足場が組まれている。製造は1995年でちょうど10年目。

 写真に写っているように内部は、まるでSF映画に出てくる宇宙船のようだ。作業は、外界から隔絶されており、内部に入ると上下の感覚を失いそうになる。

 豊橋市民の熱エネルギー供給源であり、安全を第一に無事検査を終わって冬場の需要期に間に合ってほしい。(樋口育造)

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