豊橋医療センター入院患者にXマスプレゼント
2012/12/21
手話付きで「赤鼻のトナカイ」を歌う学生
豊橋創造大学(伊藤晴康学長)看護科の2、3年生22人が20日、豊橋医療センター(市原透院長)を訪れ、患者たちにクリスマスソングとカードを贈った。
クリスマスの時期、入院を余儀なくされている患者たちに、ひととき楽しい気分を味わってもらおうと、一昨年から同学生らが自主的に計画し行っている。
サンタやトナカイ、スノーマン(雪だるま)に扮(ふん)した学生たちは、同院外来ホールに登場すると、ベルを鳴らして「サンタが街にやってくる」や「きよしこの夜」を合唱。手話付きで「赤鼻のトナカイ」を披露すると、患者たちからは温かい手拍子が送られていた。
その後、学生たちは、聖夜にキリストの生誕を知らせるため、賛美歌を歌って家々を回るというキャロリングになぞらえて、約1時間かけて、同院内の全病棟に立ち寄り、クリスマスソングを披露。約330人の入院患者1人ひとりに「メリークリスマス」と声をかけながら、手書きのクリスマスカードを手渡した。
同院に7月から入院している女性は「心のこもったカードをもらえてうれしい。手話の『赤鼻のトナカイ』の合唱もよかった」とにっこり笑みを浮かべた。
同院外来ホールには今年初めて、クリスマスディスプレイも登場。高さ2㍍もある大きなスノーツリーの間からトナカイに乗ったサンタが現れるという構図で、クリスマス気分を盛り上げている。
25日まで。