藤ノ花女子が全国高校日本拳法大会で優勝

2005/04/06

井原教諭㊥と、右から杉山、島田、渡辺、内藤の各選手(東海日日新聞社で)

 藤ノ花女子高校日本拳法部(顧問・井原淑雅教諭)はこのほど、大阪市立修道館で開かれた「第9回全国高校日本拳法選抜大会」で、団体と個人それぞれの部門で優勝を飾り、5日、東海日日新聞社を訪れた。特に個人戦は島田奈美選手と渡辺智子選手が決勝に進出し、島田選手が競り勝った。

 同選抜大会は2、3両日開催。初日が団体戦、2日目は個人戦が行われた。女子団体戦は全国6チームが参加、藤ノ花女子チームは1回戦から順当に勝ち進み、決勝の相手は奈良県代表の橿原高校。

 「橿原高は昨年8月に開催された『日本拳法選手権大会』の決勝で敗れた相手なので雪辱したかった」と井原教諭。今大会も大接戦となった。団体戦は3人でチームを編成し、2ポイントを先取する。1番手島田選手は順当に勝ったが、2番手渡辺選手が敗れた。3番手を務めた杉山菜規選手は「渡辺選手で決めてくれると思っていたので、プレッシャーがかかりました」と試合前の心境を振り返った。

 試合は大接戦のまま引き分け。杉山選手は1本を先制されたものの、得意技で取り返した。続いて「代表戦」が行われ、藤ノ花女子チームは島田選手が出場。こちらも通常、延長と勝負がつかず「時間無制限1本先取制」へ。島田選手は寝技からひざげりを決め、頂点を極めた。

 大会2日目の個人戦では女子は47人がエントリー。藤ノ花女子は団体戦の3人と内藤恵理花選手のあわせて4人が出場。

 本来の実力を出し切れず、杉山、内藤の両選手は敗れたが、決勝戦は島田選手と渡辺選手の「同校対決」となった。

 互いに手の内を分かり合っている練習仲間。島田選手は「攻める」、渡辺選手は「警戒した」と話した通り、島田選手が面突き2本で個人戦も制した。

 同校日本拳法部は毎週木曜日の午後5時30分から、ボランティアで小学生の指導を行っている。

「大会前に、子どもたちからたくさんの声援をもらった」と島田さんらは口をそろえた。

 井原教諭は「これから各校とも研究を重ね、今後は追われる立場になる。今大会同様『勝つ』意識を前面に出してがんばります」と話した。

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