【ティーズ】番組から 

保育園と連携し絆・交流深める

田原市六連小学校

2016/02/13

ヤマモモの木と6年生

 田原市六連小学校のシンボルは、ヤマモモの木。1977年から40年近くも、六連の子どもたちを見守り続けている。

 同小と六連保育園との交流が始まったのは7年前から。農作業や自然遊び、合同発表会などを通じて、地域の子として絆を深めている。

 恵まれた自然で育つ児童たち。ダンゴムシやカエル、トカゲをつかまえてきては生態などを園児に紹介。米作りやソラマメの収穫、マラカスやけん玉などのおもちゃづくりも一緒に行う。

 持久走大会や運動会、発表会などの行事も合同で。スイカの名産地として知られる六連が今あるのは「先人たちの苦労があったからこそ」という教訓を忘れまいと、2年に1回程のペースで、劇「荒れ地に水を」を演じている。

 校訓は「かしこく」「やさしく」「たくましく」。豊かな自然と温かな人間関係に包まれ、知・徳・体の調和のとれた人間形成を目指している。

 教諭らは「保育園の子は小学校に上がるときも安心。学年が上がるにつれ、兄や姉として下の子をお世話できるようになり、落ち着きも出てくる」と成長を実感している。

 春になると、ヤマモモの木に実がなる。最初はおっかなびっくりだった子どもたちも卒業する頃には木登り名人になり、甘酸っぱい実を分け合って楽しむことができるようになる。

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