サーラグループ上場3社を再編
2016/04/07
サーラグループはグループ内の上場企業3社を再編し、サーラコーポレーション(東証・名証1部)が、中部ガス(名証2部)とサーラ住宅(東証・名証2部)を完全子会社化することを6日、発表した。エネルギー自由化など事業環境の変化を踏まえ、経営資源の最適配分や経営の効率化を図り、グループ内の企業価値向上を目指す。
これまで同グループでは、中部ガスがサーラコーポ(19・22%)とサーラ住宅(15・28%)の株式を保有し、サーラコーポがサーラ住宅の株28・16%を保有する「株式の持ち合い」によりグループ経営を行ってきた。
今回の再編では、サーラコーポが中部ガスとサーラ住宅との間で株式交換を行い、サーラコーポが親会社となり残り2社が完全子会社となる。株式交換比率はサーラコーポ1に対し、中部ガス0・47、サーラ住宅1・30。これによりグループ40社が、サーラコーポの傘下に入る。
上場3社はそれぞれ6月初旬に臨時株主総会を開催し、再編案を決議。中部ガスとサーラ住宅は同26日に上場廃止となり、7月1日から新体制がスタートする。
再編に伴い、中部ガスの鳥居裕代表取締役専務と、サーラ住宅の山口信仁代表取締役社長が、サーラコーポの執行役員に就く。