豊橋市と豊橋創造大、短期大学部が包括協定に調印、連携・協力を強化

2006/02/09

包括協定に調印し、握手を交わす早川市長㊧と佐藤学長

　豊橋市は８日、豊橋創造大学（佐藤勝尚学長）および同短期大学部（同）と連携・協力に関する包括協定を結んだ。まちづくり、生涯学習、文化、福祉、産業振興など各種分野で相互に連携・協力し、地域社会の発展と人材育成などを目指す。事業推進のため「地域連絡協議会」を設け、具体的な連携・協力事項を詰めていく。昨年３月に豊橋技科大、７月に愛大と結んだのに続く３校目。同市はこれで市内にある３大学すべてと包括協定を結んだ。

　調印式は豊橋市役所で行われ、早川勝市長と佐藤勝尚学長が協定書に署名し、握手を交わした。市側から加藤三男助役ら担当部長、創造大側も木村和夫副学長らが同席した。同日付で発効した。

　早川市長は「大学は地域にとって大きな財産だ。市制１００周年記念の年に結べ、感謝する」、佐藤学長は「新しい学部を立ち上げた節目の年に協定を結べよかった。新たな飛躍につなげたい」とあいさつした。

　連携・協定事項は①地域のまちづくりの推進②生涯学習、文化、福祉の向上、スポーツ、健康づくりの振興③地域産業の振興④人材の育成⑤持続可能な社会、多文化共生社会の構築⑦その他―の７項目。

　協定に基づき「地域連絡協議会」を設置。市は今後、３大学を合わせた合同連絡協議会の開催などを検討している。