災害時支援物資を船で輸送

田原市がトヨフジ海運と協定締結

2021/09/11

協定書を手にする山下市長(左)と武市社長(田原市役所で)

 田原市は10日、トヨタグループの海運会社トヨフジ海運(東海市)と「災害時における船舶による緊急輸送等に関する協定書」を締結した。緊急時の支援物資や機材、車両などが、同社国内航路の自動車専用船で運ばれるようになる。

 南海トラフ地震など大規模地震による災害が発生した際、渥美半島は道路の寸断などで車両が走行できない場合が想定される。

 このため、市は同時被災の可能性が低い遠方の北海道苫小牧市、福岡県宮若市と災害時相互応援協定を締結している。両市からの船舶による緊急輸送も可能にするため、市内に事業所があり、両地域への航路を持つトヨフジ海運と協定を交わした。

 田原市が災害時の海上輸送体制を構築したのは初めて。同社の自動車専用船は長さ165メートルで、乗用車2000台を積める。トラックなどの大型車両も運べるため、災害復旧作業が迅速にできるうえ、企業の生産活動などの早期復旧にも役立つ。

 市役所で開かれた締結式では、トヨタ自動車田原工場の操業以来、田原市で42年にわたって海運業を続けるトヨフジ海運の武市栄司社長が「長年、お世話になっている田原市と市民の皆さんに少しでも恩返しができればと思う」とあいさつ。山下政良市長は「船舶で支援物資などが届くことに大変期待している」と感謝した。

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